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一家  作者: 大和香織子
第一章 被害
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それで、それからもメールでのやり取りがほとんどだったのですが、


知り合って二年程経った時ぐらいですか、それ位からたまには飲みに行こうってなりましてね、勿論私とその人と二人で行くような、そんな抜け駆けは許せませんからね、息子達も連れて行きましたよ。


 お酒が入ることで、いつも以上に盛り上がりましてね、その人もそれまでは、本名は教えてくれなかったのですが、まぁこちらの方も特に聞き出そうともしなかったんですけどもね別に興味なかったと言うかね。でも、その日、その人は気分がかなり良くなったみたいで本名とか住まいそして自分が経営者だということまで明かし始めたんですよ。


 経営者って事を知っても、ふーん大変だろうに位に思っていたのですが、大変どころか儲かりすぎていて大変といった感じでした。


 私も会社では結構いい地位にいますからね、金には不自由してはいないのですが、財布の中身の入り具合を見て流石に驚きましたがね。


 その人ね、あれだけ沢山金をもっているのに、そんな風には見えないんですよ、まぁ妻に言わせるといいものを着ているらしいんですがね、私の様なおじさんには、そういう感覚は全くわかりませんからね、でもね本当にいい人なんですよ。

 

 その人を知るたびに、その人が光ってみえるので思い切って家に来ないかと誘いをかけたんですよ、息子たちはね、私がそう言った途端に目を輝かせていましたからね。



 息子達も結婚こそしてないものの、いい大人です。それでも息子は嬉しそうにするんですよ。


 妻の事や娘の事もありましたが、それよりもまずその人が家に来てくれることを優先したんです。


 その人は、「いいですよ」とニッコリと笑いながら答えてくれましたんで、息子たちに妻の事をどうするか相談したら、元同僚で有名会社の経営者だと伝えたらいいっていうんですよ、


それで妻の好きなタレントとその人が知り合いだったので妻の為にサインをもらえないかと聞いたら、いいですよと言ってうちに初めて来てくれる時に持ってきてくれましてね。


妻は、そのサインを見て舞い上がってしまいましてね、


その人に何度もお礼を言っているのを見て、そんな妻に私も嬉しくなりましたがね。


 妻はそれで疑うことなくその人を歓迎してくれたんですよ。それに、息子達も妻が心配しないようにフォローしてくれましたしね。


ただ、娘は、その人が突然来たことに戸惑いがあったのでしょうね、そして私や息子達も妻の方にばかり気を取られていて、娘の事は全くと言っていいほど考えていなかったんですよ。




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