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一家  作者: 大和香織子
第四章 最終章
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8

「実は…ごめんなさい。なんて言えばいいのかどこから話せばいいのか分からないんだけど…」


「もしかして、杉田薫の逮捕のことかな…」一番上の兄が小さい声でつぶやくように言った。


「はい…それもあるんですが…実は、私が妹でありお父さんとお母さんの娘なの…。


そしてここにいるのは私のそっくりさんなんです…地方に追い出されてから成功したことで心に余裕が出てきた頃に、


皆の事が気になって仕方なくて会いに帰ったら実家は「天の風」という看板があって…


幸せにしているだろうと思っていただけに心配になって電話を色々かけても繋がらないし職場に行っても退職したと言われて、


 それで探偵を雇ったもののいつまで経っても居場所を掴むことが出来ず…それで「天の風」に入れば何か分かると思った私は、本名などを隠して入会したの。


 だけど、顔でバレテしまって脱退させられ、困り果てていた時に、私にそっくりな千春が目の前に現れたの。


 千春は私に似ているからという理由で脱退させられた挙句に5千万の授業料を払えと言って、


天の風の裏組織「山川組」が親戚の家にまで押しかけてお金を毟り取ったの、そこで私は千春に私になってもらい自分が整形して別人になることで、


天の風に加入が出来るとそれしかないそう思ったの。


 もし似ていると思われるようなことがあったとしても、千春が居てくれる以上絶対に分からないとそう思ったの。


 天の風に寄付をしながら上に行って…それでお母さん達に会うことが出来て…」


「やっぱり、そうだったのね、ごめんね…ごめんね」母親はそう言って私を泣きながら抱きしめた。


「ずっと似ていると思っていたのよ…顔にまでメスを入れたりして…ごめんねごめんね…」


父や兄二人は驚いた表情と申し訳なさそうな顔をして固まっているのだった。


        *


 杉田薫 供述


 そうです、あの家族には最初から金儲けで近づきました。


 インターネット上で知り合い、話を聞いてみると大企業のお偉いさんでした。


 そしてやりとりの雰囲気から必ず落とせると、そう思いました。


 ただ、末っ子は私をずっと疑ってみる為邪魔になると思い一生懸命追い出しました。


 自分の世界に引っ張り込み洗脳させることで、金をしっかり搾取した後は、被害届を出されないように、一文無しにしたあとで、家と生活できる分の給料を渡すことにして神である存在を演じ続けました。


 これは本当に大成功でした。被害者であると思っていない所に私の成功があるのです。

_____金庫の暗証番号はどうしてわかったのか


 海辺の別荘地を天の風の代表名義にしてから金庫を設置したので、暗証番号を聞く為に、カラオケに誘い酔った勢いでお父さんのモノを口の中にいれました。


 気持ちが悪かったですけど、私は金の為ならなんだってしますよ。


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