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一家  作者: 大和香織子
第四章 最終章
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5

          (復讐)


 私は、一億円その人につぎ込んだお蔭で、代表格まで昇格したのであった。


「ヘブン様、ありがとうございます」


「あなたは本当によくやってくれているからね、これからもよろしく」


 代表格になり、信者の収入調査などを任されることになった私は、


過去の記録を調べると、天の風がいかに信者から巻き上げたお金で運営しているのかが見えてきた。



「クラス分けは一番下のピンクから必ず入れさせること→100万以上の寄付があればランクアップさせて良い(人数を一定に保つ為)→一千万単位で寄付出来る場合は顔写真を撮りヘブン様に教える→この場合には両者共に昇進またはお礼金有り」


なるほど…それで、代表格は私にお金を出したらお金が手に入るという話を持ちかけてきたわけか。

 

「脱退の場合には、これまでの修業料として5千万円を支払うように言う※悩んでいる段階では信者を励まし5千万円の事は黙っていること」


 入会する際にこの契約は小さな字で難しく書いていたのだった。


 更に調べていくと、この5千万円を支払う事が出来なければ、天の風の裏の組織である山川組が借金取りとして動いているのだった。

 

                 *


「双山さん、退会されるのはお勧めしませんよ」他の代表格が脱退しようとしている信者にそう言った。


「すみません、でもどうしても都合が悪くなったんです…」 


「そうですか…では今までの授業料として5千万円程支払って頂きます」


「そっ…そんな大金あるわけないじゃないですか…それにそんな契約した覚えはない」


「しましたよ、ほらここに5千万円支払うと書いてあるじゃないですか…」


信者の顔は見る見る真っ青になっていった。


「・・・これは…」


「双山さん、早めにお支払いをお願いしますね」


そういうと、代表格に双山さんは別室へと連れて行かれ、山川組の者と思われる男たちが双山さんを殴り始めたのだった。


「ワレ、やめるんかコルァ…」


「ひぃ…」


「5千万払えやワレ」


「勘弁してください…」


「こいつションベン垂らしやがった」


「なんとか言えや」


「は…払いますから」


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