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一家  作者: 大和香織子
第三章 数年後
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      *



  二千万円ほど振り込んでから暫くして、私は天の風の中で最高ランクのカードであるゴールドカードを手にし、私の弟子が置ける立場まで出世したのです。


 二千万円で私を最高ランクまであげた…勿論戦略です。


 株で億単位で儲け続けていることを知りながらの二千万円でしたから、もう少し絞ろうと考えていたのでしょう。


 そこまで位を上げておけば、私が自ら脱退するのも予防できますし、お金をまだまだ寄付するだろうと、そう踏んだのです。


 私は天の風での評価を更に、上げるために下のクラスのの信者に、「天の風」の一員として、ヘブン様の教えがどんなに素晴らしいのか、伝え教えて行きました。


  そのうち私を慕い沢山の人が集まるようになり、それを知ったその人は、想像以上にお金を湧き出させる私にすっかり気分をよくしたのです。


 そのうち、その人は自宅に私を招待するほどに私を信頼しはじめたのです。


  私はその人に招かれて、その人の自宅にいきました。


  その人専用リムジンの運転手が私の家まで迎えに来てくれて、リムジンに乗ってその人の自宅という場所に着きました。


 驚きました。


 ついた場所は、なんと東京ドームぐらいの大きさの豪邸だったのです。私は、家族にこれで会えると胸を膨らませていました。


 中に入ると、使用人の方が数名いらっしゃいました。


 大きな玄関に入り、居間と書いてある場所に入りましたがそこには両親や兄たちの姿はありませんでした。


 大きな液晶画面に、その人の裸の画像や胸だけの画像など自動で写りだされるようになっていました。


余程、自分が好きなのでしょう…私は首を傾げます。


お寿司を食べるように言われ、見ただけでも高級寿司とわかるトロを口に運ぶと口の中でとろけてなくなりました。


 人から搾取したお金でこうやって買い物三昧、いい物食べてばかりの贅沢三昧なのかと思うと腹の虫が収まりそうにありませんでしたが、今私が怒ったところで、何もなりません。 


 ひたすら、言われるがままにハイと言う事をきくだけでした。


「ありがとうございます」そういいながら、天の風がここまで大きくなった理由を聞いてみたのです。


 「神様と皆様のありがとうという気持ちが輪になるように広がったのですよ」ともっともらしく誇らしそうにその人は答えました。


 その後も、適当に会話をしながら、どうやって家族の事を聞き出そうかとそればかり考えていました。


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