君と私とマカロニと
君は私に言った
「私たちはマカロニなんだよ。」
と
「なんで?」
私は首をかしげて聞いた。
「マカロニはね、近づきすぎるとくっ付いちゃってとれなくなるの。
それにね、温度が高すぎると解けちゃうから、歯ごたえがなくなるの。」
「ふぅん。」
そっけなく返す。
だって、それは
「これ以上近寄るなって意味?」
君は困ったように苦笑する。
「ん~・・・。あんま近寄りすぎると離れれなくなるでしょ?」
私は君のほうを向き直って少しおこったような口調で言う。
「いいじゃない。何がダメなの?」
「だって、あなたも私も女同士だもん。
きっと・・・私から離れるでしょ。
そのとき・・困るでしょ?」
君は少しうつむきながら哀しそうに答えた。
「・・・いらない。私は君以外要らないもの!
大人になっても、ずっと、ずっと一緒にいるのよ。
離れたいなら、殺して死んであげるわ。」
ゆっくりとしてそれでも刺々しい言い方をする。
すると、君が笑い出す。
「・・・君が言うと冗談に聞こえないよ。
でも、ありがと。」
「あら?冗談で言ったつもりはないんだけど。」
今度は二人で笑い出す。
「愛してるよ。」
「当たり前。」
マカロニのようにくっ付いてしまえばいいんだ。
君が私から離れれないように。
マカロニのように溶けてしまえばいいんだ。
私が君から離れれないように。
私のじつわというねww
まぁ、ちょっといじってるけど。