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ゲキドク!  作者: 解剖タルト
第1章〈私はそれを識っている〉
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【第4部:頭蓋と天蓋のバラッド】第27話「幽霊がアンドロイドの死を悼む」

 わたし、アンドロイド的幽霊。

 ──第27話「幽霊がアンドロイドの死を悼む」

 ベーレン中尉がコーヒーを淹れている。室内はコーヒーの香りで満たされている。

 書籍姫中佐がベーレン中尉に話しかける。

「人間は、幽霊とアンドロイドの間にある。そう思わないか? ベーレン中尉」

「今度はどうしたんですか?」コーヒーを書籍姫中佐に手渡しながらたずねる。

「小説を書いているんだ」

「仕事中に?」

「てへっ」

 中佐はコーヒーカップに鼻を近づけ香りを楽しむ。窓の外では満開の桜が春のおとずれを知らせている。「人間以外で桜を愛でることができるのは、幽霊か、アンドロイドくらいだろう」

「アンドロイドですか。実感は湧きませんね」

「いつか必ず人間と見分けがつかないアンドロイドは登場する。案外、もういるかもしれん」

「陰謀論というか、都市伝説みたいな話ですね」中尉はコーヒーをすする。

「ほんとだな」中佐はコーヒーカップに息をふきかけ、冷ましている。

「もう飲めますよ」

「いや、まだだ」

「猫舌ですか?」

「にゃあ」

「ずるいですね」

「何が」

「いいえ何も。後で小説読ませてください」

「もちろん、構わんよ。まだ一部しか書けてないけど」

「一部?」

「三部作の予定だ。アンドロイド三部作、第一作目はアンドロイドの右手という題名だ。ちなみに、構成はできているが、二部と三部の執筆予定はない」

「何でですか」

「忙しいから」中佐はニコッと笑った。


〈アンドロイド三部作、第一:アンドロイドの右手〉

 昨日の晩から今朝まで続いた大雨で冬の間にたまったホコリや汚れはきれいさっぱりと流れ去ったが、肌寒さだけはいまだ残る。彼女は満開になった桜を見ようとふらりと外に出たものの、身を覆う寒さに耐えかねて駅近くのバーに逃げ込み、昼間からひとり酒を飲んでいた。外では銀箔の花びらが寂れた街から色と音を取り去り、陽の光を浴びて瑞々しく輝きながら白く激しく燃えている。

 この街で白く静かな炎から逃れているのはこのバーだけのように思われ、濃い赤を基調とした室内は熟れた果実のようにつややかな粘り気を含み、ギラついた照明により演出されたしつこい重厚感と煙草の煙が充満してよどんだ空気が外部の爽やかな炎を完全に遮断していた。その濃縮された上品さは夜の街には丁度いいが、徹夜明けの疲れきった脳と眼裏にはあまりにも刺激が強い。せめて一時間ほど寝てから来るべきだったか、いや、そもそもここに来るつもりはなかったはずだろう、などとまとまりのない思考が水中の泡のように次々と浮かんでは消えていく。

 彼女はこの街に引っ越してきて以来、駅に用事がある度にこのバーに立ち寄った。彼女はこのバーが好きだったが、彼女の容姿が店の雰囲気に合わないことも知っていた。そうさせるのは彼女の幼い顔立ちと生まれ持った髪色のためである。彼女は銀髪であった。黄昏時に淡くゆれる薄墨桜のような幽玄な銀髪のおかげで、煮詰まったチェリージャムのように甘く重い店内において潔白と孤立を保つことができた。

 酒のおかげで腹のあたりは温まってきたがまだ手先は冷たいままである。その指先が街を包み隠す雪のように不気味なほどに白く静寂であったため死臭がするのではないかと思い、試しに指先を鼻に近づけてみたもののハンドクリームの柑橘系の香りがほのかにするだけであった。爽やかな優しい香りによって安心したが、自分が思っていたよりだいぶ疲れていることを彼女は理解した。指から死臭がするなんて今まで考えたこともなかったのに。彼女の白は濁流のごとく溢れかえる熱と生命に融け込んで柔らかく腐敗しつつあった。

 死臭、そういえば一度死んだ人を見たことがあったと数年前を思い返す。自転車に乗っていた老人が側溝に落ちて、そのままになっていた。柵が錆びて脆くなっていたところに自転車で勢いよく突っ込んだのだろうと思われ、柵やツル科の植物に引っかかって自転車にまたがったまま身動きひとつせず、助けようにも引き上げられる場所ではなかったためやむなく放置されていた。皮膚は黒々と変色し、頭から血を流して目を見開き、もう既に死後硬直がはじまっているのかと思うほどに全く動かず静寂であった──まだハンドルを握っているのである。先に現場に居合わせた人々があれこれと言い合いながら右往左往していたため、この人たちが救急車を呼んだのだろうと考え、面倒なことに巻き込まれたくないという思いと、その老人にどこからか監視されているような気がして逃げるようにすぐさまその場を離れた。死んでいるというのに、否、死んでいるからこそ、世界の外部から──もしくは世界の外部“として”──我々を監視することができるということか。そもそも死んだ者は外部に行くのかどうか──或いは外部になるのかどうか──その辺のことは分からない。死んだことがないのだから当然であろう。

 まばたきひとつしない老人、一人の男の最期がこれか。表情から感情が読み取れない。これは「無」なのか、いやなんだか違う気がする。かつてそこにあったものを取り除いて残された「場」が確かにそこにはある。だが「虚無」とも異なる。虚無を感じる神経が死んでいるのだから。不気味? 欠如? どれもピンとこない。確かに私は彼を見て無を感じ、虚無を感じ、不気味に思い、欠如を見つけることができる。だがそれら全ては私のことであり彼のことではない、換言すれば彼自体を表すのに適切な言葉ではない。そもそも彼自体の最期を表現することは可能なのか、それも彼を全く知らぬ人間であるこの私が。無理だと放棄してみれば彼の死はただの現象となり、それでもなお表現を模索するのであれば彼の死は象徴となる。さてどうする。いや、答えは決まっているのだ。私は彼の死を現象にしたいが、私の中にそれを拒む者が巣食っている。彼は一体最期に何を考えたのだろうか。子どもがお気に入りのおもちゃを探すためにおもちゃ箱をガチャガチャとかき回すように、私は今日も脳内をうるさくかき回して言葉を探している。

 言葉が雑踏のように鳴り響いて疲れる。喉の辺りに感じる風船がつっかえたような息苦しさはこの空間の粘ったように重い色のためか。嫌なことは忘れてしまおうと思い、凝り固まった身体をほぐすように大袈裟に腰をひねっていると、先ほどまで気づかなかった二人の男性客をテーブル席に発見した。二人の男の話し声が聞こえる。

「俺の同僚の彼女がアンドロイドだったらしくてよ。騙されたって悔しがっていたよ」

 眼鏡の男は、人々が噂話をするときによく見せる狡猾と卑下を織り交ぜたような、それでいて今から話すとっておきの「与太話」を披露することに関して喜びを感じているような表情をしていた。

「彼は彼女の裸を見なかったのか?」太った男は酒を一杯飲み、眼鏡の男を見る。

「いや見たようだよ。近頃のアンドロイドは裸を見ただけじゃあ分からないらしい」

「そうか」

 彼は自身の左肩を指さし、「左肩に青いあざがあったらしい」と話す。それから「これくらいの大きさだ」と言って右の掌を大きく広げた。

「左肩に青あざがあるアンドロイド、それはもはや人間ではあるまいか?」男性は眼鏡をとり、衣服でレンズを拭いた。「お前はどう思う?」

「どういうことだ?」男ははみ出た脇腹を二三度かきむしる。

 眼鏡の男は酒を口に含んだ。「アンドロイドとは本来完全無欠で人間の理想型、つまり人間を超えた人間だ。それが青あざを持っている。欠点があるのだ。欠点があるアンドロイドをあえて作る、この意味がわかるか?」

「不良品ってことか? それともそういうのを好むやつがいるってことか?」太った男はまだ質問の意図が掴めないようで、眉間に皺を寄せながら酒を飲んだ。

「人間に置き換えて考えてみた方がいい。青あざがある当の本人は青あざについてどう思うだろうか? 自分に青あざがあるとしてそれを堂々と人に見せようと思うか? まぁ俺ならわざわざ隠すことはしないだろうし、人にそれを見られたとしてなんとも思わない。が、それは肩にあるからであって、例えば顔にあったらどうだろうか。俺は劣等感を覚えるだろう、あれには無くて俺にはある、と。かといってそれを隠すのも、劣等感を自分自身で認めてしまっているようで不快だ。さぁここでこのたとえ話の前提条件を確認しておきたい。それは俺が男だということだ。男だからまだよい、それが女であればどうだ」

「他者の視線は気になるだろうな」

「そうだ、男から見られるのも嫌だろうが、それ以上に女から見られることに耐えられないだろう。青あざについて様々なことを言われるのだから、苦痛を感じるだろう」

「だがこの世の中悪人ばかりではないだろう。そのあざに興味を持たない者やそれに気づかないフリをする者も少なくないはずだ」

「いや違うのだよ、この話は善人とか悪人とかそういうものを持ち出す必要はない。当人にとっては同情も気づかないフリも、同じく苦痛なのだ。あざを持つ彼女は自分のことを嫌いになり、自分が社会にとって不要の存在であると思い込む。誰からも愛されないと悟り、自分自身を愛せなくなり、孤独に感じそしてついには──」

 太った男が眼鏡の男の話を制止する。「結末はわかった。だが全ての女がそうなるわけではない、というより、確かにそこまで追い詰められることはあるかもしれないが、あざがあるだけで死ぬことはありえるのか?」

「あるさ。女はあざがあったら死ぬ」

「そうか」太った男はグラスを手に取り酒を飲む。

「もしそうだとして、なぜアンドロイドにあざを作ったのだ。お前の意見が正しければ、そのアンドロイドは死ぬのか?」

 眼鏡の男はにやりと笑った。「死ぬとも! これからの時代はアンドロイドが死ぬんだ! これはすごいことだ。いやはや本当にすごい時代になったもんだ。一昔前ならロボットとして産まれ、ロボットとして生涯を終えるはずのアンドロイドが、人間らしく死ぬとは考えもしなかった」

 太った男が、手に持っていたグラスを机に置いた。「わざわざ死ぬようなアンドロイドを作ってどうするというのだ。作るのも相当な費用がかかるのだから、死なれたら損失になるぞ。普通なら故障するまで死なないアンドロイドを作るべきだろう」

 眼鏡の男は大きく頷き、「それがそうでもないんだよ」と言って酒を飲んで喉を潤し、話を続けた。「もちろんアンドロイドが自殺したらそれは損失だが、その時には新たなビジネスが生まれる。死ぬのも時には金儲けになるんだ。それに、大抵の場合は死ぬ前に誰かがそれを引き止める。何故かって? 簡単な話だ、憐憫だよ。憐れみだ。そりゃ自分の知ってる人が死ぬのは嫌だが、自分だけの都合だけでそれを止めようとするわけじゃあない。相手の弱いところを愛おしく感じるのは人類がみな持っている感情だよ。だが人間は弱いのだからその憐れみはいつしか相手への「依存」へと変化する。誰だって人から認められたい。じゃあ誰が自分のことを手っ取り早く認めてくれるのかと言えば、かつて自分が助けたあの人以外にいないだろうと、そういう結論に行き着く。もちろん相手も助けられた恩を感じてその人のために尽くしたいと考える。助けた者、助けられた者ともに相手に対して依存するようになる。共依存だね。ヤツらはそれを利用する。へへ、人の良心につけ込むとは残酷だね」

「なるほど共依存か、それは確かにいい金儲けになるだろうな」

 彼らはしばらくアンドロイドについてあれこれと話していたが、彼女は途中からその話を聞くのをやめてしまった。男性──普遍的な男性についてではなく男性性について、いわゆる「男らしさ」についての話である。こういう注釈をつける配慮がなければ今の時代を“良く”生きることは難しい──が酒場でする話は自慢話(昔話も含む)と欲についての話ばかりである。それぞれ上半身と下半身が話しているのであって彼らが話しているわけではない。女性──こちらも同じく女性性についての、「女らしさ」についての話である──が建前と本音を使い分ける生き物であるとするならば、男性は上半身と下半身を使い分ける生き物である。男性が女性の話についていけないのと同様、女性にとって男性の話というものはあまりにもつまらない。

 彼女は気を紛らわすために煙草を吸おうと思い、コートの胸ポケットからセッタを取り出して机に投げ捨てたが愛用しているジッポが見当たらない。ママの方を見ると、ママは何やらぼんやりと考え事をしているようで、頬杖をついて外を眺めていた。外には桜の満開で浮かれ騒ぐ酔っ払いと寂れて乾いた商店街、たまに自転車が錆びた音を立てて駅に向かうだけで、それ以外には何も無い。

 普段であれば胸ポケットを探るときにアルミ製のなめらかな形状をしたアッシュトレイを机の上にさりげなく置いてくれるのだが、今日はどうも様子がおかしい。「火ある?」とママに聞いてみたがそれに対しての返事はない。仕方がないので煙草を吸うことを諦め、彼女は手持ち無沙汰でジントニックの氷をカラコロと転がしてい、ぐびっと一口飲んで息をついた。彼女は不審そうにママを見ながら渋々セッタをコートの左ポケットにつっこむと、左ポケットにジッポが入っていたようで彼女は「あった」と小声でつぶやいた。

 彼女は外で煙草を吸うことにした。

 席を立ち上がろうと机に手をつくと、ママが「裏口はコッチだ」と言い、手招きをした。彼女はあいまいに頷き、固まった身体に血液を送るように伸びをしてからどっこいしょと言って立ち上がり、ママの後を追う。電球が切れかかっている狭くじめっとした通路を通る。途中、調理場などがちらりと見えたが、あまりそちらには目を向けないようにし、目の前で揺れるママの髪のうねりとそれが電球のやわらかな光で黒く艶めくさまを注意深く観察しながらふらふらと歩いた。「髪きれい」とつぶやいたが、聞こえなかったのか、あえて聞こえないふりをしたのか、それに対しての返答はない。髪に触れようと手を伸ばしたが、先ほどのことで指先が腐敗し死臭を漂わせているように感じられ、ふいに手をひっこめた。そのときちょうど調理場の方から下水の濁って生臭い匂いが彼女の鼻をかすめたため、もしやと思い指をすかさず見たが、先ほどまで死人のように冷たかった指先はほのかな赤みとみずみずしさを取り戻しており、血液の循環と緩やかな呼吸を感じられて安堵した。ママが円筒状で銀色の冷たいドアノブをひねり力いっぱい押すと、金属製の薄いドアが歪み、鈍く軋みながら開いた。外気は冷たく顔を凍えさせたが、それが気にならないほどに外から差し込む光が眩しく、思わず目を細めた。「ほら行きな」とママは微笑んだ。

「ありがとう」

「あぁ」とママは返事をしたが、やはり何か考え事をしているように思われた。

「どうしたの、ぼーっとして」彼女は普段、他の人のことについてあまり興味を示さないのだが、今回ばかりはママの様子が気になって思わず聞いてしまった。

「えっ、あぁそんな風に見えるかい?」ママは微笑む。「ちょっと疲れてるのかもな」

「そうなんだ」彼女はどう返せばいいか分からず、会話が下手な自分を嫌になった。何かを隠している、もしくは何かに悩んでいるように思われるが、それを溜め込んでしまう人なのか。それとも私が客だから遠慮しているのか、或いはこの人に相談したところでどうにもならないと判断されたのか。どちらにせよこれ以上詮索すべきではないのだろう。ここで会話を終わらせることも考えたが、あと少しだけママと話をしようと思った。「今日、桜を見に行こうと思ってるんだ」

「花見か、いいじゃないか。どこまで行くんだ?」

「決めてない。どこかいい所ある?」本当は近くの公園に行くつもりであったが、ママの意見を聞いてみようと思った。公園が良いと言われれば運が良いが、公園以外の場所だったとしてもママに言われた所に行ってみようと心に決めた。

「ここら辺だとすぐ近くに公園があるからそこも良いし、東の方にある大きな病院の近くにも桜の木があったな」

「ママが今まで見てきて一番良かった所はどこ?」

「えっとね、あそこだ。あの場所は良かったな。名前が出てこないけど……」ママは少しの間考えて、はっとした。「ダメだわ。雷が落ちたか知らないけど枯れてるんだった。もったいないなぁ。いやぁでもあれはホントに綺麗だった。樹齢千年くらいの大きな樹で、白い花びらで、ちょうどアンタの髪みたいな色だよ」

 ママは「残念残念」と言いながら扉を開けて中に入っていった。


「あぁそうだ、煙草」

 彼女は裏口に来た目的を思い出した。左ポケットからセッタとジッポを取り出し、慣れた手つきで煙草に火をつける。肺いっぱいに煙が充満し、口腔を通過し唇から溢れる香りが脳を揺らす。家を出たときに鬱陶しく感じられた肌寒さも、今は火照った素肌をさわやかにすべる心地がして気持ちよい。

 桜の花びらが空を舞い、落ちるべきところを探している。誰かの掌に舞い落ちれば悲哀、髪を彩る飾りとなれば喜劇、地面に落ちて誰かに踏まれれば悲劇、水面に浮かべば郷愁、そしてそれら全てに共通するのは、暮れゆく命の息づかいが聞こえるということである。命が始まる季節を彩る花は、その他のものたちの躍動の息吹を見届けて儚く優雅に息絶える。

 店の裏で煙草を吸う“少女”の前に、道に迷った花びらがひらりひらりと宙を舞う。花びらは花脈が透き通って見えるほど透明でしめりけを帯びている。彼女は花びらにふっと息を吹きかけ、花びらは激しくかき混ぜられてどこかへ行ってしまった。

 彼女はしゃがんで壁にもたれかかる。煙が花びらを追うように揺らめきながら遥か遠くまで続く旅路を駆ける。

 ふと鼻がムズムズして「べくしょい!」と豪快にくしゃみをした。

「春はいやだな」

 くしゃみをしたときに煙草を落としてしまった。煙草は冷たいコンクリートの上で湿ってい、火は消えている。鼻を拭うものがなかったので、鼻をかむために裏口の扉を開け、店へ戻った。

 二人の男性客は既に店を出ており、店内は静かであった。ママは右手に持ったアイスピックで喉を突き刺し、死んでいた。血は出ていなかった。

「あぁ、アンドロイドなのか」

 彼女はママの頬にキスをした。


 ──第27話「幽霊がアンドロイドの死を悼む」終

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