第五章 現役女子高生、マスコミ登場!? ⑼
相沢は柔らかいソファーで考える人と化した。
ブツブツ... ...。
横では内村が瑠伊のピンナップ写真を見ていても聞こえていなかった。
五分後、結論が出た。
「謝ろう」
物凄く単純な答えだが相沢のスーパーコンピューターがはじき出した最良の方法であった。
と、浸っている暇はなかった。
ロビーの方がやたらと騒がしい。
「本人おらんから、帰ってな!」
一喝する声が二人にも聞こえた。
声で分かる、紺野静香の声である。
相沢が立ち上がるが、
「君はここにいなさい。おそらく連中の狙いは相沢君と瑠伊ちゃんの二人だよ」
「でも」
「いいから。僕が行ってみるから」
内村がリビングから出た。
相沢は一人、リビングで収拾が付くのを待つしか無かった。
しのぶ、美歌、奈々子、そしてくるみの四人は見ていた。
何を言うのは不粋だ。
必要もないだろう。
回転寿司の皿のように積み重なっていくのを見ていた。
だが、寿司でなくケーキの皿である。
今で、ちょうど二十皿目だ。
「ったく、冗談じゃない!!」
ドォン!!
積み重なった皿も踊った。
「瑠伊さん、もう止めたほうが... ...」
「そうですよ、瑠伊さん。後で思いきり後悔しますよ」
奈々子と美歌の二人が、揃って説得するが聞く耳を持たない。
コーヒーを飲み干すと、
「くるみさん、次はレモンティー!」
コーヒーカップをくるみに突き出した。
くるみは「はいはい」と嬉しさ一杯に動く。
しのぶは、
「くるみさん、止めることも知らないんですね」
新たな発見をしたのであった。




