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音の破片

作者:九埜七海
いつまで経っても、薄れない記憶がある。
少し癖のある弾きかた。
今にも泣きだしそうなピアノの音。

その記憶には、鮮やかな色などない。
それはむしろ、白と黒ーー。

九条美琴は、あるバーで響也と名乗る青年に声をかけられる。
それ以来、美琴は幾度となく同じ夢をみる。
11歳以前の記憶を失っている美琴。右手に麻痺がある響也。
二人のつながりは、いったい――
一小節目
2018/11/26 15:06
二小節目
2018/11/27 15:35
三小節目
2018/11/28 15:10
四小節目
2018/11/29 14:58
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