最期の正月【冬の詩企画】
眠気が私を襲う正月の記憶は虚無
隣人たちも皆、集まりうるさいの
君と再会し、差が生まれていた背
付き合えた時間は長いはずなのに
消える記憶の中に残っていない君
泊まり込みで見たかった初日の出
あの日のことは既に忘れたもよう
こうしている今も消えていくこと
頑張っても忘れるしかない脳内で
記憶はとても大切なのに、消えて
予想以上にしてしまっていた喧嘩
積み重ねた記憶は終幕へ向かった
止まった心臓、動かなくなった顔
もうさよならの時間、ありがとう
文頭と文末を続けて読んでみてください
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本作は「冬の詩企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLをご覧ください。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2157614/(志茂塚ゆり活動報告)
なお、本作は下記サイトに転載します。
http://huyunosi.seesaa.net/(冬の詩企画@小説家になろう:seesaablog)