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転職先は「しょく」の異世界  作者: 華虎シュン
第2章 冒険の開始...のはずだが
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第16話 犯人発見

「なんかこの服装落ち着かないなあ」


 今は城の執事にパーティー用にといわれて服を着せられたところだ。

 こんな服を着たのは僕が小さかった頃に親戚の結婚式に無理やり着せられた時以来だよ。


「さあ、時間になります。どうかご武運を。」


 そんなこと言わないでよ。僕はまずパーティーの方が緊張するし。

 一応はプリムとともに冒険していた仲間ということで参加してるし、なんか場違いな気になるんだよな。


 パーティー会場に入り、いよいよ始まった。


「星羅君、ちょっとこっちに。」


 国王陛下に呼ばれた。


「あそこの席にいるのが私の唯一のいとこにあたるトリアルデだ。もちろん彼も公爵家だが、彼を捕まえた暁にはその爵位をはく奪するつもりだ。」

「そんなことできるんですか?」

「うーん、まあそこは国王の特権というところかな。本来なら公爵家は王族であって血のつながりは否定できないからな。まあ、そこは君が気にするところじゃない。そこで、君に頼みたいのだが、そこの席にいるものの誰かが毒物カ何かを持っていないか確かめてはもらえないかな。もしできたらここの会場全員も頼みたいのだが。万が一のことがあってはいけないからな。このパーティー中に誰かが毒物を盛る可能性もある。」

「それならすぐに全員を確かめられると思いますよ。というか、この会場内に毒物がないか事態を確かめられると思います。」

「そうなのか...?」

「無の基、対象を範囲の基探し出せ。ポイントサーチ。毒物。この会場内。」

「どうだ?」

「何も見つかりませんね。この場で毒殺ってことはないと思います。」

「君の能力には驚かされるな。私が知っている検索魔法はこんな大きな範囲を検索できないはずだ。それで、つまりここで本当に王族の生き残りかを確かめてから何かしら行動を起こそうと考えているのかもな。」

「たぶんそうですね。でも、本当ならそんなことは起こってほしくないですよね。」

「それもそうだな。だがやっぱり今すぐにでも捕まえたいな。頼んだよ。それでは私はこれから全員の前で話をしなければならないからまたあとで。」

「わかりました。」


 国王陛下がステージの方へ向かった。僕もそろそろ会場に入るか。


「では、皆さん本日は集まっていただきありがとうございます。とは言っても先日皆さんとはあったばかりですけどね。それでは本題に入ります。」


 あ、プリムがステージ脇から出てきた。頑張ってね!

 心の中で祈っておいた。


「皆さんは十数年前に私の弟にあたるゼイル・ニトレア・ネルトリアとその妃、フィル・レンセル・ネルトリア、旧フィル・レンセル・バレトリアが誰者かによって暗殺されたのは覚えていますよね?しかし、そこには娘がいて、どこかで隠れて生活しているなどといううわさがあるのも知っていると思います。そして、私はその娘を見つけたのです。まず初めに、この子は名前をプリム・ネレン・バレトリアと名乗っています。誰かバレトリア侯爵家の家計について知っているもの人はいませんか?」

「確かそこには一人娘がいた。」

「そうです。その通りです。そしてその人がフィル・レンセル・バレトリアです。」


 みんなに質問するとか、ここはクイズ大会なのか?遊んでるなあ。


「つまり、バレトリアという名前が間違っていないのならば、何かしらバレトリア家にかかわっているということです。そして二つ目、彼女の常時発動魔法はダッシュです。常時発動魔法は遺伝することがあるといわれています。そして...」

「ゼイルの父はダッシュの使い手だった。」

「そうです。正解です。」


 オイオイ。これは早押しクイズじゃないよ。


「そして最後に、これが決め手となるものです。彼女は私の兄が大切にしていた首飾りを持っていたのです。これが偽物でないことは私の眼をもって証明します。これでお判りいただけましたか。」


 この会場の誰もが納得している様子だった。ふとトリアルデ公爵の方を見てみると、何やら笑っているように...僕はそう見えた。これはクロかな。


「ではお判りいただいたことで、皆さんで歓迎しましょう。」


 拍手が鳴り響いた。僕はもちろん、シエス、レリス、ネシスもしていた。

 一応役作りのためってのもあるからな。


 しかし、この後僕に悲劇が起こった。いや、悲劇は大げさかもしれないけど、なんか国王陛下が僕が古代魔法の使い手でお受け後任の冒険者になったとかいうことを話し出すから僕はお受け全員から話しかけまくられた。

 ああ、疲れた。こんなこと前にもあったような...


 なんだかんだあって、パーティーは無事終了した。


 今はもう午後の9時だ。さっき時間を確認する魔法で見ておいた。会場にいた人もみな用意された部屋の方へ向かったそうだ。

 ちなみに、トリアルデ公爵の部屋はプリムたちがいる部屋から経結構遠いところに用意したらしい。怪しい動きを見つけやすくするためだ。僕の予想だと、何人顔つきのものがいたからその人のうちだれかが部屋に忍び込んでくるのだろうけど。


 ・・・


 そして、案の定、動きが見えた。おつきのものと思われる二人組が部屋彼出てきた。あれはプリムがいる部屋の方に向かっているな。

 今は夜の11時。僕は見張っておく役目があるから国王陛下と一緒に隠れて動きを見張っていた。トリアルデ公爵がいる部屋の目の前の部屋の中から見ている。それにしてもこの魔法もすごいな。確かハーフミラーとか言ってたけど、これってマジックミラーのようなものだな。あっち側の日とは全く気付いていない。あ、でも実際こういうことを科学技術とかで実現しちゃう方がすごいことなのかな?


 それでは、僕もそろそろ動き出すとしますか。

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