表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

四天王サマご登場!!

優雅に高級車の中から現れ、他行の女学生にキャーキャー言われてさっきまでオレより遥か彼方に居たのに




なんでオレの隣にアイツが立ってんだよ!!


オレはさっと俊輔の後ろに隠れる。

ベーと舌を出して挑発すると、俊輔は笑った。




「なんでアンタがここにいんの?」


「涼の姿が見えたからついね。あ、オレの名前分かった?」


「・・・椿だろ?」


「ご名答♪」




満足そうに微笑むアイツ。

こういう笑顔を世間では『キラースマイル』って言うんだよな。




「そーいえば」



アイツは俊輔の後ろに隠れているオレの腕を無理やりひっぱると、耳元に顔を近づけて囁いた。


かぁっと自分の顔が赤くなるのが分かる




「っ!!なわけねーだろっ!!!」


「あれ?そーだったけぇ?たしか涼の体はきちんと反応してたよぉな」


「言うなァァァァァァァァ///!!!」




ポカポカとアイツの体を叩いて反抗する。




「しかも、随分俊輔と仲良くなったみたいだし」


「え?俊輔と知り合いなの?」




オレは俊輔を見ると、イヤそうな顔をして俊輔がうなずいた。




「一応・・・知り合い程度で」


「ひどい言い様。仮にも会長と副会長の立場なのに」




は?

まてまてまて・・・。




「知らないよそんなの。椿がかってにオレを副会長に推薦しただけだろ」


「だってホラ、俊輔頭いいじゃん。幼馴染だし」


「幼馴染関係ない」




幼馴染?副会長?

話の飲み込めないオレは場違いな質問を一つ。




「あの・・お二人の関係は?」


「「腐れ縁で、この学園の四天王(せいとかい)!!!!!」」




なるほど。この学園は四天王=生徒会役員ってことですか。

あ、でもそうなるとアイツはともかく俊輔も四天王ってことかー。


俊輔も・・・


俊輔も・・・


しゅんすけ・・・・もぉ!?




「あれ、まだ涼に言ってなかったの?俊輔」


「だってオレ四天王のつもりないし。しかも、転入生にそんなこと言ってもしょうがないー!!!??」



ふらりと視界が揺れる。

あれ?この感覚どこかで・・・。


びっくりしてオレに手を伸ばす俊輔

それを振り払って、オレをうけとめたアイツ




考えるヒマもなく、オレは意識を失った。






























学校の始まるタイミングうを失った福壱なのでしたー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ