表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界での幸せ  作者: ハーふぇん
6/13

剣の道

本当は魔法の方も入れる予定だったのですが

長くなりそうなので分けさせて頂きます。

 

 あの勇者誕生事件からはや1年、僕、ルーカス・ラインハルトは2歳になった。


 あれからというもの僕は、毎日とてつもない修行を乗り越えてきた。


 まずは父さんの修行からね。


「よし、ルーク!まずはソフィーと打ち合え!」


 その言葉から始まったんだ。


 もう、同じ轍は踏まないように今度はちゃんと鑑定したよ。



[名前]ソフィア・ラインハルト

[年齢]8

[性別]女


[職業]剣士

[レベル]5

[体力]520

[魔力]180

[身体能力]560

[知力]90

[運]110


[スキル]

 任意発動:剛力、瞬身、風魔法1、土魔法1、剣術4

[特殊]剣神の加護



 ソフィー姉ちゃんはステータスがとにかく高い。


 でも、知力を見たら分かるように、完全に脳筋だ。


 僕より、身体能力と体力が2倍ほど高いけれどスキルを使えば勝てないことはないだろう。


「パパ!流石にルークじゃ、私とは打ち合えないわ!」


「ソフィー、相手の力量も分かってない内から相手を見下すのは良くない。それじゃルークには勝てないよ。」


 まあ、魔法を使えばソフィー姉ちゃんには確実に勝てる。


 ただ剣のみとなると厳しいだろう。


「あっ、言い忘れたがルークは魔法禁止な。修行にならんから」


「そんなっ、無理だよ!」


 はあ……まあ実はそんな気はしてたんだ。


 やってみるしかないよね。


「ははっ、無理じゃないさ、じゃあ2人とも向き合って……始め!!」


「すぐに終わらせてあげる!」


 開始直後ソフィー姉ちゃんが瞬身で突っ込んできた。


 ガキィン!!


 くっそ、予想以上に重いな!


「ふんっ、なかなかやるようね!でも、軽いわ!」


 木刀とは思えない重さの攻撃が続く。


 パンッ!ガン!カンッ、カンッ、カンッ!!


 くっそ!……あれ、何か慣れてきたな?


 そう思ってきた頃、どんどん僕の方が速く、そして鋭い攻撃になってきた。


「何なのよ!一体!?」


「これで、終わりっ!!」


 カンッ!カランカラン……


 僕がソフィー姉ちゃんの木刀を弾き勝負はついた。


「そこまで!!ルーク、試合開始直後とは見違えるくらいの上達ぶりだ、よくやったな!!、ソフィーは最初からルークを舐めすぎだ。本当なら最初で決めれたはずだ」


「うっ……」


 ソフィー姉ちゃんは僕に負けたのがよっぽど悔しいみたいだ。


「ルーク!君は予定変更だ、明日から僕と打ち合ってもらうから、覚悟しておくように!」


「えーーー!?」


 明日からは本気でやばそうだ……


 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 本当はルークの今の力を見極めるだけのつもりだったんだけど……


 今の試合、最初は完全ド素人だったんだが最後の方は、剣術レベル5になってるように感じた。


 剣術レベル5は中堅冒険者クラスで剣神の加護があっても、何年かかかるはずなんだが……


 正直、あの成長スピードは異常だ。


 流石勇者って所なのかな?


 でも……


「これは、楽しみになってきた」


 もしかしたら、本気の僕と打ち合えるようになるかもしれないなぁ……


 剣豪アランは密かにほくそ笑むのであった。


アランは、実は戦闘狂です。

今まで自分と互角の存在がいなかったので

ルークの成長を他の意味でも期待してるようです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ