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アウトコレクター  作者: 一ノ瀬樹一
第四章 弁天堂美咲と円環世界
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弁天堂美咲と円環世界《トラースワールド》01

 黒柳迷斎。

 性格が悪く、口が悪く、態度が悪く、意地が悪い。おおよそ、人間らしい暖かみも正義感も道徳心もない。そんな迷斎さんに私を含め、何人かの人間は救われていのは言うまでもない。


 ダークヒーロー。

 色で例えるなら、黒がお似合いの迷斎さんにはうってつけの形容詞。それに、ヒーロー特有のカリスマ性も合わせ持っているが、残念なことにその活躍は決して表に出ることはなく、おそらくは一生を日陰で過ごすことになるのでしょう。


 それが、私の知る迷斎さん。


 ここまで物語が進んでいながら、私はいまだに迷斎さんについて、知っていることがそれくらいしかありません。


 年齢は?

 好きな食べ物は?

 あの大きな屋敷にいつから住んでいるのか?

 どのような人生を歩んで来たのか?

 そもそも、黒柳迷斎とは本名なのか?

 そして――。


 なぜ、怪奇噺を蒐集しているのか?

 尊敬と畏怖の念を込め『アウトコレクター』と呼ばれるまでに至ったのには、どのような経緯があったのでしょうか?


 考えれば考えるほどに、知れば知るほどに、疑問が波の様に押し寄せて来て、私の好奇心をくすぐるのです。


 これは、黒柳迷斎を知るための物語です。

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