表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

現場

とりあえず僕とゴリラ兄さんは現場の庭を見てみることにした



犯行が行われた現場は、ゴリラ家の庭だ

ゴリラ家にご近所さんはなく、一番近いチンパンジー家でも2キロ先にある。


「ウホウホ、ウホホホウホウホ」


「ウホッホ。」


ゴリラ兄さんもそこは僕と同じ考えらしい

だからといってそれが事件に関係あるとは思えないけど・・・


ゴリラ家の周りはジャングルなので高い木々に囲まれている

なので見通しも悪く、犯人なら木をつたって難なく敷地に侵入することができるだろう


「ウホ・・・ウホウホ?」


ゴリラ兄さんが指差した先には、何やら壊れた装置のようなものがあった

近づいて確認してみると、木のツル、竹の棒、手鏡が落ちていた


「ウホウホホウホ・・・」


どうやらこの装置でゴリラ母さんの動きを監視していたようだ

手鏡を使ってゴリラ母さんの見えないところから・・・


ゴリラ母さんが被害にあった洗濯物を干している場所に行ってみると、やはり血のついた石が落ちていた

そしてその横に、何故か長いツルのような物が落ちていた

それが何に使われたのか、まだ分からなかった。あるいはただ落ちていただけかもしれない。


「ウホウホ?」


どうやら犯人は投石してゴリラ母さんを狙ったらしい

それなら足跡を残さなくても可能だ


現場の捜査はこれくらいかな・・・

やっぱり犯人はやつしか思い浮かばない

木をつたって投石をし、ゴリラ父さんに目撃されたやつだ

今からやらなきゃいけないことはただ一つ


「ウホフオウホホホ・・・」


「ウホ。」


オランウータンの野郎を探し出して吐かせることだ




兄さんと僕は、動物たちの証言を元にジャングルを駆け回った





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ