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プロローグ

僕はゴリラ、13歳。


兄弟のゴリラ兄さんとはとっても仲がいいんだ

ゴリラ兄さんはドラミングも上手いし食べ物を見つけるのも上手

僕の自慢の兄さんなんだ


「ウホホ、ウホウホ」


ゴリラ兄さんはそう言って僕にリンゴを差し出した

僕はそのリンゴを受け取ろうとした瞬間


「ウホウホホ~」


そう言って兄さんは手に持ったリンゴを食べてしまった

まんまとやられたよ、まったく兄さんは頭がいいやつだ


「ウホウホホホホウホ?」


僕はふと兄さんに質問をしてみた

そうすると兄さんは少し困ったような顔をしてこう答えた


「ウッッフォ」


衝撃だった、まさかゴリラ兄さんに彼女がいたんて

確かにワイルドな顔つきのゴリラ兄さんは年上のゴリラお姉さんたちに大人気だ

僕もあと5年経ったらこうなることができるんだろうか


「ウホフウフウホホホ」


ゴリラ兄さんは自慢げにそう言うと、僕の耳元に近寄って囁いた


「ウホン・・・」


僕は驚いてゴリラ兄さんを疑った

さすがにそれはゴリラ兄さんでも見栄を張っているんじゃないか


「ウフォオオオオオオオオオオッ」


何事だろうか、外からゴリラ父さんの怒号が聞こえた

ゴリラ兄さんと僕は急いで父さんのところに向かった


なんとそこには倒れたゴリラ母さんとそれを抱え込むゴリラ父さんの姿があった・・・




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