今さらの悪役令嬢断罪テンプレの超簡易
『前世の記憶が蘇る』
頭の傷でもいいし、攻略キャラクターとの出会い、ある年齢になった瞬間などなど。
貴族的な乙女ゲーのゲーム世界だったことを思い出す。
破滅エンドを回避したいという目的。
『回避方法を決める』
・とにかくメインキャラクターと関わらないように振る舞う
・心の闇を先手で解いておく
・悪役ムーブをしない
『運命の強制力、収束する未来』
なぜか、ゲームのシナリオ通りに進んでいこうとする世界の逆らえない流れ(本当は逆らえているのに主人公は気づいていないパターンも)。
学園に通う時が来たる。なぜか重要イベントを踏んでしまう。
『ヒロインも転生者でした』
実はメインヒロインが転生者でゲーム通り進ませようとしていました展開。ヒロインは悪役。
普通に、お貴族たちがバカなだけの時もあるけれども。
『メインヒロイン下げ』
男に媚びてる的な、知的に劣ってる、貴族の礼儀を知らないエトセトラ。逆ハー狙いの性悪ヒロインがありがち。
最後は不思議なヒロインの力も失いますね。完全にフェードアウト。ガチで悪役化される可哀想な元メインヒロイン。意外と救いがない。平民や男爵レベルが多い。
おまけ『隠しキャラ』
実は隠しキャラがいて、その人が味方につく。
断罪の時に、上手く証拠を出したり、他国の貴族で断罪後ヒロインを連れて行ったり。
『断罪イベント』
初めは、悪役令嬢の断罪シーン。だいたい、イジメ問題。
1、根回しで、逆転して、メインヒロインと王子や取り巻きが断罪される。
2、断罪されるけど、婚約解消されてラッキー。別の攻略パートナーと結ばれる。
『断罪失敗からのもう一波乱』
こんなはずじゃないのにー、からの元メインヒロインからの攻撃。一蹴にふされる。
もしや、アイツも転生者と気づかれたり。
『めでたしめでたし』
隠しキャラや味方についた登場人物との後日談。
『留学編』第二部スタート。
第二部は、クリアしてない、ゲームの続編展開。
学園から世界観を広げる。なぜか留学で学園ものが多い気がする。
ちょっと嫌だなと思うのは、メインヒロインがバッサリ逆断罪されるところとかかな。あと、男性陣がアホすぎて、やばたにえん。
基本、異性相手には優しくなるからね。女性キャラをあんまり陥れるのはムリ感。学園系だと特に。
政治上、断罪は王が不在の時に行ったりするけど、王太子に権限を移譲もおかしな気がする。王が不在時ならばいけると判断する時点でヤバそう。やばいやばい。王が戻ってきましたからの逆断罪とかね。まぁ、単なる感覚。
あと、男性目線的には、これがウケないのは、うわぁー、すご〜いのチヤホヤ感がないからだろう。チートというか俺ってスゴい的な承認欲求。女性系のは、もっと巡り巡る幸運というか、人間関係の上手な処理みたいな感じだから、明確にチヤホヤされるポイントがない気がする。ちょっとした積み重ねが、いいことに繋がるという視点。
基本、前世の知識チートのみだから、あんまり私tueeeeにはならないのかも。
承認欲求は、わたしのことをよく見ている、みたいな形かな。
まぁ、超簡易版なので、実際は、もっとアレンジがあるから、面白いのですけどね。乙女ゲー系も。
ちょっと純粋すぎるストーリー例。実際は、根回しで、経営や裏社会でガンガンやってるのもあるし、もっとゲーム社会の魔法が組み込まれてるのも。光魔法と闇魔法の対立がありがちパターン。お花や宝石関連の小道具も。
でも、ファンタジー展開は第二部にでもどうぞどうぞ、なのでしょう。魔王に対抗するメインヒロインだったら、魔王をどうにかしないといけなくなるのですよ。
【追記】
神話の法則的な解釈。
まずは、召命=前世の記憶復活とゲーム世界転生
次に、試練の予感=断罪ルートの予感
対策=回避のための試行錯誤
一波乱=回避ができなさそう
助言者=隠しキャラ、もしくはメイドとか使用人、スパダリの時もあるか
転換=助言で回避できそうに
試練=断罪イベント発生
回避成功=断罪失敗
第二波乱=最後のあがき
元に戻る=エンド
断罪系は、上にあげて下げて、とストーリーラインがハッキリしていていいですね。
あとは、主人公の悪役令嬢が善であることを印象づけること、そして逆に元のゲームのメインヒロインは悪であると印象づけること。
悪と印象づけるためには、メインヒロインに悪い行為をさせること、そして、それを主人公以外に苦手とか節操がないとか言わせたりすること、主人公も少しは言っていいけど、言いすぎると主人公に悪いイメージがついてしまう。
イメージは重要で、主人公は読者に共感されないといけない。裏で他の女子の悪口を言いまくるとか、主人公ポイントが減る、おそらく。
プロットの山は三つ。問題とその解決。
一つ目は、一人で行けそう。複数スパダリならば一人ぐらい成功しときましょう。このルートはもう大丈夫と。気分を上げていきましょう。
二つ目は、一人ではクリアできない。助言者、手助けによって回避できるようになる。落ち込んでからの、上昇。
三つ目は、あからさまな妨害を含む。主人公と仲間の力で解決しましょう。自信を持って対峙する。
あとは一応、エピローグのオマケですね。最後のあがきを入れておくと、スッキリします。