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花言葉の導き  作者: 大包平
2/2

転生者は身代わりでもOK ですか?

私は知らない空間で痛む体を押さえながら目を覚ました。昨日はお酒を飲んだ記憶もないがここはどこなのだろうか。

「やっと目を覚ましましたか」

知らない人に声をかけられ私は驚きながらその人の方を向いた。

「すいません、ここはどこなのか教えていただけませんか」

飲みすぎて倒れたにしろ、ここは病院でも警察署でもなさそうだ。こんな外国のお城のような場所は初めて見るがここは日本なのだろうか。

「ここですか?ここは我が国の王族が住まうルドベキアという城です」

ますます分からなくなった。私が知る限りそんな名前の城は日本どころか世界にだってない。自分は混乱する頭で一生懸命今の状況を考えてみた。

1.今流行っている異世界転生

2.異世界にいきなり飛ばされてしまった・呼ばれてしまった

3.夢

1と3は却下だ。まず私は死んだ記憶がないし今体が痛いということは夢でもない。ということは私は異世界に飛ばされてしまったのか呼ばれてしまったのかどちらかということだ。

ずっと考えこんでいる私を見て知らない人は声をかけてきた。 

「急に呼んでしまって申し訳ありません。ですが私達にとって大きな問題が差し迫っているのです。私達はあなたにその問題の解決のためにあなたをこの世界によびました」

私はその人達の言葉を聞いて自分の状況を理解した。そしてだんだん怒りがわいてきた。自分達の問題のために無理やり呼び出されるなんて、そしてきっとその問題を解決しない内は私はきっと元の世界には帰れないのだろう。私が怒っている事などしらず男は話を続けた。

「元の世界で花を扱っていたあなたにしか頼めない事なのです。この世界は花と言葉その二つが大きな力を持っているのですから」私は耳を疑った。私は花を扱う仕事なんてしていない。そして私の知り合いで花を扱う仕事をしている人なんて一人しかいない。花屋で出会ってその日から私の友達になってくれた人。あの日から花に詳しくなって今日私に花束を作ってくれるはずだったあの子しかいない。私は震える声で男にたくさんの質問をした。呼ぶ予定だった子の髪型、年齢、趣味、家族構成。何を聞いてもあの子と一致する。そして私は質問をする中で少しずつある計画を固めていった。その計画は私があの子の代わりになること。優しいあの子がこんな世界に呼び出され、危険な目にあうなんて絶対に嫌だ。だったら私があの子の代わりになればいい。あの子と過ごす内に花については少しは詳しくなったんだ。きっとあの子の代わりだってできる。危険な目にあってもあの子を助けるためなら問題なんて何もない。ようやく考えがまとまって私は質問をやめた。

「おや、質問はもう良いのですか?」と男が聞いてくる。

私は覚悟を決めた顔で

「質問はもういいわ。それよりも私が呼び出された問題を聞かせてちょうだい」と言った。何を言われるのかは全く検討がつかないがどんな問題でも絶対にこなさなくては。だって私は異世界転生者の身代わりなんだから。

今回は桜が異世界に飛び自分が手違いで飛ばされた事を知り身代わりとして問題を解決することに決めました。この作品が初作品で慣れない所がまだまだありますがこの作品を通して成長していけたらなと考えています。作中に登場する建物や知名、人名などは花言葉としての意味も考えて付けているのでもっとお話が進んだら一覧表を作るのもいいかもしれませんね(*´ー`*)

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