精神世界編5
Epをまとめました
人は生まれた瞬間に手足に一つづつ、首に5つの紋章が浮かび上がる。亜人は人に対してマナを注入する事により強制的に隷属させることができ、殆どの人は農奴や性奴隷、観賞用やコロセウム等の娯楽用に使われ亜人という種に支配されている。
「僕が知っているのはここまでです....」
生まれながらに奴隷としての運命しかないのなら、意思も意志も持つ事はできないわけだねぇ~
ふむふむ
「成程ね~所々疑問はいっぱいあるけど....今は置いておこう、それでマナとは?」
銀髪少女は少し興奮気味にフンフンと鼻息を少し荒くしながら訪ねた
「僕もよくはわかりませんが、全ての物に宿る大いなる力と聞かされています。体内でマナを練り体外へ放出出来たりもするみたいです」
成程....全ての物?
「人にはマナは無いのかい?さっき全ての物に宿ると聞いたんだが??」
....
「僕たちはこの奴隷紋のせいで体内からマナを扱うことが出来ません、もし仮に体内でマナを練ろうものなら奴隷紋が僕達の手首足を飛ばしてしまいますよ」
諦めたような顔で微笑し溜息交じりに答えた。
「成程ね~あ、後さっき首に5つの紋章といったけどさ」
僕の首をまじまじ見ながら銀髪少女の顔が近づいてくる
「はい....何故か首には5重で紋章が浮かんでるんです....」
「3つしかないよ?」
?????
「え?何を言って....?」
何処から出したのかテトラさんは鏡を見せてくれた。
「ほら、ね?」
この紋章は人が亜人の奴隷だと、人は生きながらにして自由に生きてはいけない、全てを縛る紋章が消えるはずなんてない.
恐る恐る鏡を覗く
「あ、本当に....2つ消えて....る」
「うんそれでね?君と繋がった時に分かったんだけど、多分君マナを練れるようになってるねぇ〜」
マナが練れる??有り得ない、出来るはずがない....
「疑問はありますが....テトラさんを信じます、ですが生まれてこのかた一度もマナを使用とした事がない....というよりまず意識すらした事が無いのでどうすれば....」
テトラは腕を組み何かを考えてるのか黙って俯いている。
そして突然、はっ!!!!!とした顔でまた何も無い空間から何かを探す様に手を振っている、?何だろうテトラさんが手を振るたびにむずむずする....
「よし!出来た!!シン君これを見てくれ」
そうゆうとテトラは一枚の紙のような物を渡して来た。
氏名 シン
性別男
年齢15歳
LV1
紋章LV2
「どうだい??」
少女は自慢気に腕を組んでいる。
「あの、これは?」
「これは君のステータス!!言うなれば君の全てさ!!」
少女は先ほど以上に自慢気に答えた。
「ステータス....これが僕の全て?....よくわかりません」
ですよね〜
応援よろしくお願いします。