精神世界編2
今日何年かぶりに球投げ「させられました」お陰で下半身と腕が痛いです。
「どうだろう??」
「あ....はい、わかりました」
!!!!?
「いやいやいやいやいや!!!!?違うだろう???」
?
「何がですか?」
「君...君はこの状況でいきなり身体に居候させてくれと言われて....何も疑問に思わないのかい??」
??
「ぎもん...?」
う〜〜ん確かにアレの調節はした....と思う...どこかミスでもしたのかな?....
「ほら、いきなり見ず知らずの相手に...しかも得体の知れない相手に身体に居候だぜ???疑問に...いや変だな?とかおかしいな?って気にならないかい???」
「え...ごめんなさい....変な事を言ってしまって..」
「なっ....」
成る程....ミスではなくズレか....
「君は今まで生きてきて不思議だな....変だな?と思ったことはないのかい?」
「あります....」
ミスではなくズレだとしたらここだな....多分彼にはアレがない。
「ふむ....僕が当ててみてもいいかい?」
彼は一瞬僕の目を見た後すぐに目線を下に、そして少し震えた感じで頷く
「まず君には意思がない、少しの間でしかないけど君との会話にはそれが感じられない。意思が無いのに何故か君は生に疑問を持っている....」
彼は何かを思い出したように、そして何かに怯えるかのように自分の肩をぎゅっと掴み震えている。
『君は自分の生きてきた道、つまり人生に疑問を「感じてしまった」そしてその疑問に畏怖、つまりは怖くて恐ろしくてかしこまっている....違うかい?』
「あっているんだと思います....あなたは一体?」
「僕は介入者さ!!一応見習いだけどね!!元の世界では付喪神とも言われていたけどね!!」
碧色の瞳の銀髪少女は腕を組み、どうだ!!と言わんばかりの顔をしている。
僕は夢でも見ているのかな?あの瞬間に僕は生に疑問を持ってしまった....僕にはそれがいい事なのか
悪いことなのかも分からない....分からない事が怖い....でも目の前の彼女は教えてくれた、かいにゅうしゃやつくもがみといううものは僕には分からない....でも初めてなのかもしれない....体の奥底からじわーっと来るこの感覚....
「あの....ぼ....」
自分の中で何かが外れ身体に熱がこもった。
?なんだろう....
「ん??どうしたんだい??何か質問かい?そうだろうそうだろう!!何でも聞き給えよ??ほっほっほ」
「え?あ、はい」
気のせいかな?まぁいいや....
「かいにゅうしゃ....とは一体?それと別の世界?つくもがみ?とはなんですか」
「ふむ、分かりやす~~くいうとだな?僕は人ではなしに大事~に大事~にされたある世界のただの道具だった物に、意思が宿った存在だよ!!そういった物が付喪神と言われてるね!!で介入者というのは僕達のようなその道具特有の力を使って他の意思に介入し成長する者の事を指すのさ!!わかったかい??」
「いえ....さっぱりわかりません」
「ガ~~~~ン」
読んでくれてありがとうございます。