1.俺が異世界に飛ばされるまで
初投稿です!よろしくお願いします!
「突然ですが、あなたは死にました。」
「そうですか。」
白い部屋。ホントに白しかない部屋の中で、俺はそう告げられた。
"女神様に"。
「驚かないんですね。」
「まあなぁ……」
俺、川口瑞希は、現役高校生のはず"だった16歳。というのも、小学5年生の頃に 1億人に1人の確率で発症するといわれる、いわゆる難病が俺の体を蝕んでいることが発覚した。
その後すぐに、その病院の病室に閉じ込められ、人との接触を禁止された。もちろん家族も例外ではない。それからはずっと1人だった。
「あなたは同年代の他の子供に比べて心が大人過ぎたのです。」
「は?突然なに言い出すの?」
「病室に入って以来、特にワガママも言わなかった。」
「ねぇ。話聞いてる?」
「あったワガママといえば"勉強道具を揃えてほしい"それだけ………」
「おーい、1人の世界に入ってるんじゃねーよー。」
「なんていい人なんでしょうか!? 私感動しました!」
「俺の話も聞けやお前はッ!」
とことん話を聞かない女神様である。もう疲れてきた………。
「ということで、あなたには別の世界に転生して第2の人生を歩んでいただきます。」
「は?まったく意味がわからないんですが?」
「だってかわいそうなんですもん。だからご褒美に第2の人生を謳歌してもらおうかなぁ〜と。」
「頼んでもねぇし頼もうとも思わないんだが。」
「いや、決定事項なので。魔王も倒してほしいですし。」
「理由うんぬん関係ないじゃんかよ!」
もう女神様むちゃくちゃである。帰りたい。というより死んだのなら普通に天国いきたい。
「チートやらなんやら転生するときの定番なやついろいろ付けときますんで。 フフッ」
「おい。なぜ最後鼻で笑った?」
不安以上に危機感を感じるようになった。もうやだおうち帰りたい。
「俺は行かないからな。んじゃ。」
「あ、逃がしませんよ?。ほい!」
突如目の前が白く光りだす。そしてなにも見えなくなった。
「あれ………?もしかしてやっちゃった?」
女神様が遂にやらかしたことで、俺の第2の人生始まった。
でもさ?流石にこの先あんなことになるなんて誰も思わないよな?な?