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プロローグ

新作、かき始めさせていただきました。宜しく御願い申し上げます!

会社から帰ってすぐ、だった。

すぐに検索したのだ。

オレのつとめる会社は、安月給やすげっきゅうが過ぎた。激務の割に。残業が多く 拘束こうそく時間が長い割には。社内の人間関係が、目茶苦茶で社風がドロドロしてる割には。通勤手当が出ない上に、交通の便べんの悪い立地にある割には。賞与ボーナスらしいものがない割には。エアコンの設定温度が夏高く冬低い割には。

だから、オレを怒らせた。

高校を卒業してすぐから五年も真面目マジメに務めたのに退職金らしい退職金は出ないそうだ。

そう。オレの務める会社はおそらくは、今言うところのブラック企業。飲み屋街に立ち寄って一杯のビールでも飲む余裕すらないオレは、会社を辞めてすぐに、まだ明るいうちに自宅アパートに帰り着いた。

社長の息子である社長のコネだけで入ったような実力のじの字もない歳下の専務の顔を思い浮かべながら。

辞表を次長とかいう役職のオヤジの机に叩きつけた時には後悔はなかったのだ。


オレは、インターネットというものをどんな人間よりも信用していた。

何をするのにもインターネットを駆使くしした。今回も、すぐさま新たな職を探さなければ食べてはいかなかったから、インターネットを開いて、求人を出している会社はないかと検索し始めたというわけなんだ。

そして、検索窓に『求人』と入力して検索ボタンをクリックしたらいきなり、ヒットした検索結果の一番目が、【闇求人サイト・ブラックムーン】、だったのである。

そこから、御話は始まるという訳だ。

お読みになっていただきまして、誠にありがとうございました。

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