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3/10

こんな日常がずっと続けばいい

「俺は晴!お前の名前は?」「沙良…」

「よろしくな!沙良!」手を出してお互い握手をする。


それから二人は毎日のように一緒にいた。

晴が沙良のクラスに来たり、沙良が晴のクラスに

行ったり晴と沙良が仲良くなったことがきっかけで

彼らのパパ、ママ同士も仲良くなり今度家族同士で出かけることに。


晴は楽しみで仕方がなかった。

椅子を揺らしながらご飯を食べている晴に

「こら、晴!ちゃんと座って食べなさい」晴のママが

注意するがその声も今の晴には響かない。

ママは怒ったら怖いことよりも出かける楽しみが

勝っているからだ。

そのキラキラした笑顔に「晴!何か楽しいことでもあったのか?」晴のパパが優しく聞く。


晴「今度みんなで出かけるのが楽しみ!」


「そうだな!パパも楽しみだよ」晴のパパも微笑み

優しく頭を撫でてやる。


晴「星見えるかな?晴れるといいなー!

  お肉もいっぱい食べる!」


そう、バーベキューと星を見に行く予定である。


「野菜も食べなきゃだめよ」ママの一言に

「ちぇっ」とむくれる晴だったがそのむくれた顔が

可愛くてパパとママは「ハハッ」「フフッ」と

笑う。「何がおかしいんだよー」とちょっと反抗した

がママとパパの笑顔につられて彼もすぐ笑顔に戻る。


晴「あっ、そうだ!買いたいものがあるんだけど」


「買いたいもの?」目線を合わせてパパが聞き

「買うものは内緒!」とシーと口に手をやり

内緒ポーズをし「だからお店連れてって!」と言う彼に

「分かった!じゃ、パパが次のお休みの時

 一緒に行こうな」とパパも晴と同じシーと内緒ポーズをしながら返した。



・・・・・

今日は晴パパの休みの日。約束した通り彼の

お目当てのものを探しに買い物に来ている。

晴は一つのお店の前に立ち止まり「ここ入ろう?」

パパとママの服を引っ張って急かす。

「何だ?ここ見るのか?」パパは疑問そうだが

ママは微笑みパパにしか聞こえないように

「好きな子でもできたのかしら」とそう言った。

ママの言葉で誰かにプレゼントするんだなと

ピンときたパパも微笑んだ。


そのお店はアクセサリーや髪飾り、服などあったが

女性もののお店だった。






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