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疾風の世界

作者: 秋葉竹




  暗い目をして 海へ


暗い目をして ブツブツ云う

私を嫌ったひとは 嫌いかえしたいな

いつまでも好きと想うな 自惚れないで

わからないなら べつに良いけど

わからないまま 傷つけないで



波のおと

だんだん近くで聴こえたり

する闇の香に こころ惹かれて





  夜を待つのは 辛い


笑顔の

仕舞いかたを忘れた夜に

やっと辿り着いたやすらぎの家で

浴室内の鏡に向かう


ナニガ

ミエルカ

ミエタモノヲ

しゃわーデ消ソウトスルケド


叩いても 叩いても

ソイツは痛みなんて 感じない

ただ ぞわぞわする




こみあげる

涙のようなあたたかい

けれど寂しい夏の夜の海





  その朝の 風に


首周りが

ちょっとだけ寒い

ストリート歩く バイト帰り 朝焼け

カラン!

とどこかで空き缶転がる音が鳴った


なぜ

その朝を 夢にみたのか




生きること

だけにはぜったい盲目に

ならなきゃ駄目だ 吹くは 疾風









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