晴れ空を
少し焼けた肌に白いワンピースは少女によく似合っていた。スカイブルーの縞模様のインナーがうっすらと透けていてアクセントとなっている。
「いまさらだけどワンピース好きなの?」
そういえば水着のときも違う種類だが、着ていたのは白いワンピースだった。
「お兄さんが好きそうだからって言ったらどうする?」
口の端をつり上げて、その視線はどこか挑戦的だ。まさかね。
「好みとかはさておいて、よく似合ってるよ」
ストレートに褒めると少女の顔が赤らんでいく。決して暑さのせいではないだろう。
少女は照れ隠しに麦わら帽子を深々とかぶる。
今日は雲一つない青空がどこまでも広がっている。いまのところは雨の降る可能性などみじんも感じない。
自転車でツーリングするのは絶好の日かもしれない。一方で暑さはきつそうであるが。
「今日も二人乗りでいいのかな?」
「もちろんというか、自転車一台しかないし」
なるほどと僕は納得する。
「伯父さんにひまわり畑の場所教えてもらったよ」
自転車で二〇分ほどのところだという。近くに郵便ポストがあるから、それが目印だというのだ。
今日も自転車の旅がはじまろうとしていた。
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