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ひいろのせかい  作者: Remains
7/50

006 下手の横好きさん

次の朝、6時過ぎにTOMがうるさく起こしてくる。

「毘色様 朝ですよ~ 起きてください~」

「メールの返事も来ていますよ~」

「朝ですよ~~~!」

「かわいい子が待ってますよ~」


「わかったよ、起きればいいんだろ!」

眠気眼をこすりながらベッドから起き上がると

「それより どこにかわいい子がにいるんだい?」

「へっ? ここにはおりませんが 

きっと学校にはたくさんいると思いますが?」

「僕はロリコンじゃないよ!」

「同年代の異性に対しての嗜好としては正常範囲内だと思いますが?」

「とにかく… もういいから!」

「ところで誰から返信が来たの?」洗面台に向かいながら訊ねた。

『「下手の横好きさんから」と「PC販売会社の研究部門」の播磨さんという方から届いております。』

葉を磨きながら「下手の横好きさんからも来たのか」

「はい」

「下手の横好きさのメールを表示!」


「表題 RE:将棋の勝負は時の運」

「送信者 下手の横好き」

「本文 貴方は馬鹿ですか?

    世界一のプレーヤーに勝つ打ち手に さらに勝つことがどういう事かわからないと?

    とにかく、今の世には、人にできる箏と出来ない事があって、貴方は出来ない事をした。

    つまり、不可能なことをした。

    だから、会って確かめる必要があるということです。

    わかったら、さっさと場所と時間を提示しなさい。

    以上、迅速な対応を期待します。」

    

「って 何て勝手な言い草だ!。

だいたい『世界一のプレーヤーに勝つ打ち手』っていうのが初耳だし、

『貴方は出来ない事をした』ってのも僕には関係の無い事だし、

こいつは何様のつもりだ!」


「とにかくここは冷静に文句を言ってやらないと相手のためにならない!

ということで、「返信を頼む」

「貴方の主張の正当性を否定しますが、一度お会いして事の真偽を正す必要があるとも当方は考えますので、妥協案として一度お会いして議論をかわしたいと思います。当方事情により移動には制約がありますので明日以降で午後5時位で場所と時間をご指定いただければ、当方の都合をご連絡いたします。」


「ほんとになんなんだよ?」


さてと、「他には?」

「はい、電算機販売会社の研究部門からのメールです」


 「本文 御曹司様 ご要望承りました。社長からは経費度外視で要望には対応するように指示を受けておりますので、さっそく基本基壇の改良と、メインメモリーの増設ボード・外部SDDメモリーボードの制作に取り掛かります。

 つきましては、基本基盤は 最新PCU化の1024枚、メインメモリー増設ボードは8Tを8枚、SDDボード8Tを16枚でよろしいでしょうか

 予算的には1億ほどかかりそうです。

それと旧システムを利用した『juliett』ですがどこに設置するのでしょうか?」



「返信 juliettは現時点では東京の別宅に設置予定です。端末は僕の部屋に設置を予定しています。通信手段として専用の衛星回線を予定しています。電源については通常時一般電源、非常時には無停電電源経由で、自家発電及び太陽光発電電源などを予定しています。」

「衛星回線が使用可能になったら、TOMとリンクして作動させる予定です。

それと僕から汎用AI開発プロジェクトにAIの商業化の提案をしておいたので、今後は研究費は使い放題だと思います。

衛星回線についても年内にはメドがつきそうですので進めてください。」


そのあとしばらくの間、120倍加速での学習を行い、高校数学の第6回から第

10回までの講義をクリアーし小テストも合格した。その後ニュースなどのチェックをして

7時過ぎころに朝食のために下に降りると、父上と母上がそろっていた。

「父上、母上、おはようございます。」

「うむ、おはよう」

「おはよう、毘色ちゃん」

挨拶を済ませて、自分の席に着く。

「今日から、徒歩登校だが、大丈夫か?」

「はい、父上が整備してくださった近道はとても便利ですので問題はありません」

「それはよかった」

「何か問題があったらすぐ連絡するのですよ」

「一人で解決できない問題などそうそうありませんよ、母上。」

と話したあと、「いただきます」と言って朝食を食べ始める。


学校の校門でじいと別れ玄関の4年2組の下駄箱に行く。

自分の名前を探すと右から3番目の下から2番目に名前が貼ってあった。

僕はそこに靴を入れると、一番右の列の一番上の場所から上履きを出してはいた。

その間にも、クラスの子供たちが次々とやってきては靴を履き替えて教室に向かう。僕も教室に向かおうと歩き出すと、後ろから誰かが肩を叩いた。思わず振り返ると葵ちゃんがいた。

「知留君、おはよう」

「設楽さん、おはよう」

と挨拶をして教室に向かう。

「ねえ、知留君、私の事覚えてる?」

「うん、はじめはわからなかったけど後で思い出した」

と歩きながら話していると

「何々、お前ら知り合いか?」

と、隣の席の中山君が突然後ろから話しかけてきた。

「そうなんだ、実はお隣さんだったんだよ。しばらく東京にいたからわからなかったんだ。」と振り返って言った。

「そうなんだ」と中山君が頷く

話しているうちに教室に着き、自分の席に荷物を置く。

「中山君はどこに住んでるの?」

「俺は、駅の近くの商店街だよ」

「へ~、お店屋さんなの?」

「うん、土産物屋をしているんだ」

「そうなんだ」

「設楽さんちはどこら辺?」と中山君

「私んちは需福寺っていうお寺だよ」

「えっ、お寺?」

「鎌蔵では珍しくもないんじゃん?」と僕

「そうだけど、今までお寺の友達は居なかったよ」

「で僕んちはその直ぐ傍にある家、だから昔、設楽さんと遊んだことがあったんだよね」と言う。

そうこうしている内に予鈴が鳴り、みんな席について一時限目の準備をする。

しばらくして本鈴が鳴ると先生がはいってきた。

学級委員が「起立」一斉に立ち上がる。

「礼」挨拶を「おはようございます!」して

「着席」座ると

「それでは出席をとります」と出席簿を片手に

「安宅 実君」「はい!」と昨日と同じように点呼を始めた。

しばらくして、

「知留 毘色君」「はい!」

と今回は普通に答えることができてホッとしていたら

葵ちゃんが「よかったね」と言いたげに振り返ってきた。

「ありがとう」という意味でうなずいて見せると、ニコッとして前を向いた。

出席点呼が終わり、今日も一時限めは国語だ。

「それでは昨日の続きで39ページから知留くん読んでくれ」

突然の指名に多少慌てながら39ページを開くと

『短歌と俳句を詠もう』と題して、俳句が何首かと短歌が何首かが乗っていた。

「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る   小林一茶」と読むと

「意味は分かるかい」

「たしか江戸時代の大名行列の風刺で、道を通る旅人や通行人に対して、大名行列の先触れが人払いをする風情が、面白おかしく描かれています。」と知っている範囲で答えると

「大したものだね~」

「いえ、たまたま馴染みのある句だっただけです」

「小林一茶についてはどうだい?」

「江戸時代の俳人で松尾芭蕉や与謝蕪村と並ぶ俳諧師として有名です。ただし、その場の即興的な作風の作品が多く評価が分かれるそうです。僕としては庶民的な視点での親しみやすい句は好感がもてます。」

「俳句が好きかい?」

「はい」

「どこら辺が好き?」

「5.7.5という短い文で物語を表現する事で作者の考え方や物の見方が端的に伝わってくるので、そこを読み解くのが何とも言えず好きです」

「皆も知留君のように感じてくれればいいのだが、それは無理だろうな」とつぶやき「次を今度は中山君よんでみて」

「夏草や (つわもの)どもが 夢の跡 松尾芭蕉」

「意味は?」

「さっぱりわかりません」

「知留くん、お願いできるかな?」

「はい、この句は芭蕉が奥州平泉で詠んだ句でたしか『奥の細道』中での句だったはずです。衣川の戦いで源義経が自害した場所で詠まれたとされています。意味は、『今は夏草が生い茂って見る影もないが、昔むかしは、武将たちが国盗りの夢をはせて戦い、そして夢敗れた場所なのだ。』というような意味です。」

「ほう、さすがに知留くんは歴史にも詳しいようだね」

「いいえ、一茶、芭蕉、蕪村の句は有名なものが多いですから」

といった具合で、授業が進んでいくのであった。


2時限目は国語の続きで「俳句を作ってみよう」ということで


《7月の季語》

七月 水無月 山開き 海開き 海の家 月見草 梅雨明

夏の日 夏の朝 夏の雲 夕立 スコール 虹 夏の宵

夏の夜 夏の月 夏の星 川床


を必ず一つ入れて、5文字 7文字 5文字 の文を作る。


短冊の形に切った無地の紙が2枚づつ配られ、それに俳句をかき出すのだ。


 夏の夜 月に染み入る 蛙声かな   毘色 


 夕立で 見上げた空に 軒雫   毘色


僕はこの二句を書いた。

時間いっぱい考えている子もいたが終了時間になると

後ろから集めて、先生に渡される。

次の国語の時間に、それぞれが発表するということだ。

皆がどんな俳句を書いたか楽しみだ。


3時限目は音楽だった。

休み時間に音楽室に移動するので葵ちゃんにお願いして連れて行ってもらった。

僕は教科書だけしか持ってこなかったがどうにかなるだろう。

担任の大川先生は楽器など苦手なようで、この学校では橋本先生という40位の女性の先生が音楽を担当していた。

開始の時間になると

「はい、みなさん席について出席をとります」と、あいうえお順に名前を呼ぶ。

全員が終わると、「今日は35ページの『さくらさくら』の楽譜を開いてください。」

「楽譜の読み方はもう教えたので読めるはずですよね」

「では今日はこの楽譜を好きな楽器で演奏してみましょう」

「音楽室にある楽器は全て使用してかまいませんので自分の得意な楽器を選んでください。」

音楽室には、アコーディオンや木琴、縦笛、ハーモニカなどが並んでいたが、よく見るとケースに入った木管や金管、小ぶりな弦楽器なども数点あった。

僕はその中からギターケースを引っ張り出した。

ケースを開けるとヤマトの安いギターが出てきた。玄は古く何年も取り換えていないようだった。

僕は適当な椅子に腰かけギターを抱え、調弦を始める。

「先生! Aの音をください!」と大声で叫ぶと

橋本先生はこちらを向いて、僕が何を要求していたのかを理解して

「ちょっと待ってね」と言ってピアノに向かう。

ピアノで「ラ」の音を力強く打鍵する。

何回か音を出した後、僕がOKサインを出すのを見て頷いた。

その後、他の玄も音合わせを行い、6本全部を終えると、軽くコードを引いて調子を確認する。

「まっ、これくらいで良いだろう」とつぶやいて

楽譜を前に置くと、音符をなぞって弾いていく。

単旋律の楽譜なので面白くもなんともない。

で昔、練習したことがある「さくら変奏曲」を弾いてみた。

古い玄なので酷い音だがそれなりに弾くことはできる。ただあまり強く弾くと切れそうだ。

その様子を見ていた橋本先生が「そこのギターの君! こっちに来て演奏してください。」と僕を教壇の方へ呼んだ。

ケースに入れてギターを持っていった僕は用意された椅子に腰かけ、ケースからギターを出して左足は靴を脱いでケースを足代代わりにしてギターを構える。

「じゃ、弾きます さくらさくら」と言って単旋律のさくらさくらを最後まで弾くと、続けて変奏曲のさくらさくらを弾きだした。

第三変奏を弾いた後コーダで終了部に入り適当に締めくくった。

皆が驚いた顔で僕を見つめていた。

先生が「君! 上手ね」と言って拍手をした。それをきっかけに全員が拍手とともに「すごくきれいだった」「ギターってすごいんだ」などと口々に感想を述べ始めた。僕はうれしくなって「ありがとう!」とお辞儀をして答えたのだった。

「さぁ、次は誰?」という先生の言葉に答えたのは葵ちゃんだった。

「先生、私リコーダ吹きますから、知留君に伴奏をお願いしたいです」

「知留君? やってくれる?」

「はい、良いですよ」

その答えを聞いて葵ちゃんも前に出てきて皆の方を向く。

僕は、「前奏を弾くから僕の合図で旋律を吹き始めてね。繰り返しはなしで」

と言って葵ちゃんの顔を見る。

「わかった」

返事を聞くと前奏を弾き始めた。大した前奏ではないが8小節のそれなりのものだ。

入りのタイミングを大きく体で指示すると葵ちゃんが旋律を吹き始める。

ちゃんと練習したのだろう。しっかりとした運指で丁寧に音を出している。

速度に気を付けながら、最後まで吹き終えると簡単な後奏で締めくくる。

「なんか、良かった」と感想を言うと葵ちゃんも「うん、気持ちよかった!」

「はい、皆さん拍手~」と先生が促すとワッと拍手が起こる。

「次、俺がやる」「次は私もやる」とみんなやる気満々で前に出てくる。

縦笛やハーモニカばかりなので、当然伴奏は僕の役目となる。

「全員だと時間が足りなくなります。合奏にしましょうよ。」

と言って先生と役割分担と段取りを決め、

「まず縦笛の人は、さっきと同じように前奏が終わったら合図しますから全員一緒に一回通しで吹いてください。

それから間奏を4小節入れてから合図しますから、ハーモニカの全員で一回通しで吹いてください。

それからまた間奏を8小節入れます。ここからは先生のピアノも入ります。

間奏が終わったら合図で笛とハーモニカの全員でもう一回通しで吹いて、最後に後奏8小節で終了します。後奏アレンジは先生に任せます。」

さ~、ブッツケ本番の素人楽団大音楽会の始まりだ。なるようになれ~っ

と前奏を弾き始める。

笛の一団の方を向いて、体全体で大きくタイミングを指示する。

少しばらけたが入りは上々だった。誰か知らないが所々で「ピーヒャラピロ」と調子を外すはご愛敬だ。終わりまで通して間奏4小節、今度はハーモニカの一団を見ながら大きく入りを指示する。

そこそこ揃って吹けている。

終わりまでとおして、第二間奏8小節、ここから先生のピアノも入る。

僕はピアノに合わせて伴奏をアレンジする。

入りのタイミングで「今度は全員で!」と大声で指示する「はい!」

全員が自分の楽器でさくらさくらを吹く。

吹き終わるとあとはエンディング8小節、先生にお任せした部分だ。

ピアノに合わせてコード進行を分散和音でアレンジして弾く。

最終小節前でディミニエンドして主音形でフェルマータ。

こうして急造合奏団の初コンサートは終わったのだった。

「すっげー面白かった」「なんか興奮した」「音楽ってすごい」「なんか感動した」夫々が興奮して感想を口にする。

「楽しかった~!」っと僕が大声でいうと、皆も「うん、楽しかった」「またやりたい」

「さぁ、かたずけましょ」と先生が声をかける。

「また、機会があれば合奏も良いかも」とつぶやくのだった。

片づけていると終了のチャイムが鳴ったので、皆も急いで片付け終えると、4年2組の教室に向かう。

「先生、今度は連弾でもしましょうか」

「君、ピアノも弾けるの?」

「ブルグミュラーが終わった程度ですが」

「考えておくわ」

「ところで今度、ギターの玄を取り換えていいでしょうか。あまりにひどい玄だったので今度僕の持っているのを持ってきます。」

「じゃ今度、時間があるときにお願いしますね」

「はい、」

と言って教室に向かった。

4時限目は社会だった。

始まりのチャイムが鳴った。

教科書を出して待っていると大川先生が入ってきて「音楽室から何やら騒がしい音が聞こえてきたがなにをしていたんだ」

「今日は全員で合奏をしたんです」

「うん、あんなの初めて」

「楽しかった」

「そうか、合奏か。って授業じゃまだやらないはずだが」

「知留君のギター伴奏で設楽さんが笛を演奏したのがすごく良くて皆で合わせることになりました。」

「橋本先生も混ざってホンとに全員で合奏したんです」

「いきなりでもあんなことができるなんて驚きました。」

「皆で演奏すると恥ずかしくなくてよかった」

「ほう、そうだったんだ。よかったな」

「さて、音楽の話は終わり、次はここ鎌蔵の歴史に根差した町作りについての勉強をします。」

授業が進んでいく。

僕はこの鎌蔵の町が好きだ。寺や神社、名所旧跡、古い街並みと伝統の工芸、どれを取っても歴史と重みを感じる。

これからも末永く栄えると良いなと心から思える町だ。

等と考えていると、終了のチャイムで現実に引き戻された。

「はい、今日はここまで。今日の給食当番は何班だ」

「3班です」

「3班は手を洗って給食着に着替えて!」

と言って給食の準備を促す。

小学校は先生も一緒に給食を食べる。給食も教育の一環として「給食指導」なるものがあるのだ。

今日の献立は、山菜うどん(地粉うどん) 牛乳 みそポテト ひじきと玉ねぎのサラダ (和風クリーミー)と言う物だった。ごく普通の給食なのだろうが、今一つ物足りないように思うのは僕だけだろうか。

例えばこのメニューで「牛乳」って合うのだろうか?。

乳製品だったらチーズとか果物関連のヨーグルトとかなら合うかも?

贅沢かな?

おいしければ良しとしておこう。

さて昼休み中に、TOMからメールが届いたと連絡があった。

眼鏡に組み込んだ端末機能で内容を見ると

「明日の午後5時、場所は渋谷のハチ公前」

「絶対来るのよ!」

と言う物だった。

ここから渋谷まで1時間ちょっと。移動時間を考えて所要時間1時間半

つまり3時半前に出発しなければ間に合わない。

とにかく時刻表を確認してから返事を書くことにする。


じいにもメールを送って、下校時直接駅に行き渋谷に向かうことをつたえておく。

「さて、午後は理科だ」


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