第八話 出発
「よいっしょ、さてそろそろ行くか」
雫は荷物を背負った
「おーい!雫!」
そこにいたのはシューベルトだった
「これ、やるぞ、ほい!」
シューベルトは雫に箱を渡した。
「これは?」
雫は箱を受け取る
「弁当だどうせ、旅の途中で腹空かすだろうからな」
シューベルトは手を振り店に戻る
「あっまって!お金!」
雫はシューベルトを追いかける
「いらねーって!元気でなたまには帰ってこい!」
シューベルトの姿は店に消えていった。
「本当にいい人だ。人の温かさ触れるなんていつぶりだろう」
雫は歩き出したこの街、ルーリエ素晴らしい街だった。
雫は北に向かい歩き続けた。
働いて稼いだお金で旅の物資を集めた、地図など衣服もろもろ
幸いなことにルーリエは物価が低く貧困層もいない街だった
国王不在の街ということで市民達が街の管理交易などを行うため掛かる税金が少なくすむ
図書館に篭り読み漁った本の中には世界大陸の事な有益な情報が載っていた
「さて試してみようか」
雫は足にオーラを集中させ地面を蹴った
「うわ!早い!」
雫はものすごいスピードで走り出す。
オーラは身体強化を行うことも可能だそう本の記述では足の筋肉にオーラを集中させ筋肉を爆発的に発達させる事ができる。
ただ、代償がある、急激に筋肉を膨大に広げることによりすごく痛い筋肉痛がくる。
体が動かなくなるほどの。
「はぁはぁ疲れたスタミナが上がるわけじゃないのか。はぁはぁ。」
雫は膝をつく
「どうしよう次の街まであと40キロ近くあるな遠い。徒歩でくるもんじゃない。。」
雫は水筒を取り出し休憩していた
夕暮れ
この世界で最も恐れられている時間。
「やべぇ夕暮れだそろそろ魔獣達が動き出すな。」
雫はまた走り出す。
「はぁはぁ、宿かついたはぁはぁ。し、死ぬはぁ、。」
雫は宿屋に向かった
「すみません、一泊お願いします。」
雫は店員に話しかけた
「あーい、100ラワンね〜」
店員が雫に手を出した
「はい、」
雫は皮袋から100ラワンを出した
(高すぎる、)
雫はそんなことを思いながら部屋に戻る
次の都市に向かう雫果たして辿り着けるのか
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