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クロックロック  作者: 海咲えりか
大国ポタンと兄の噂
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「くっそ……なぁにが『来週って言いましたよね?』だこの野郎……」


 スオウは苛立っていた。

 相変わらずと言うべきか、またしても例の配信者を追う配信者に捕まってしまい、数時間話す羽目になったのだ。

 確かにあの時は一週間で戻って来るはずだったが、予想外の展開で延期が決まり二週間はかかってしまう事になった。そんなもの、スオウにも予測は出来なかった。


「予定が狂って困ってんのはこっちの方だっての」


 小箱から瓶を取り出し、一本開けると一気に飲み干した。

 空になった瓶をゴミ箱に投げ入れ、上がっていく呼吸に姿勢を崩す。


「くっそ……時間がねぇのはこっちも同じなんだよ……っ」


 胸を抑え、肩で息をする。


「鎮まれ……鎮まれ……」


 呼吸を整える。一向に収まりそうにない動悸に、仕方なくピルケースを開け小さな薬を一錠、口に投げ入れる。


「頼むアウル……早くしてくれ……」


 部屋に響いた声を聞く者はいない。

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