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『ねぇ聞いた? アウルのアカウント、新しいの作ったって話』
『あぁ知ってる、でもあれ偽物だろ?』
『私も見たよ、五人くらいw』
『どれか本物が潜んでんのかねぇ』
『どうせ全員偽物でしょ、便乗しようって魂胆がバレバレ』
クロックの配信者フォーラムに、次々に寄せられるコメントの群れをスオウは見ていた。
「はぁ……もう偽物が出てきたのか。まだ……まだ消されて24時間も経ってないってのに」
載せられたURLを一つずつ確認していくと、確かにアウルが使っていたアイコン、ヘッダーを使ったアカウントが、いくつも出てきた。
「いるわけねぇだろ、あいつは今……」
時間を確認する。
アウルがデバッグを開始してから、三時間になろうかというところである。
たった三時間がこんなにも長く感じたのは、初めてだろう。
「上手くやってるといいが……あいつの事だ、どうせ無茶してんだろうなぁ」
なりすましアカウントを一つ一つ通報しながら、スオウはまた溜息を吐く。




