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第0000 17話 腕に加わる負担を怪文書に注ぐ。筆者は己の奇譚を見つめる。読者は凡そ3分未満を犠牲にする。
光に映るは狂気の文字列。
白き光は目を疲労させる。
重りとなるスマートフォンは腕に負担をかける。
狂ったように打ち込まれていく文章集合体は書き込む人の精神を忽ち狂わせていく。
段々意識が薄れていき、平常心を失い、狂う心が目を覚ます。
しかし、度重なる疲弊にはやはり勝てないらしく、狂う心は睡魔に負けてしまう。
睡眠の先にあるのは機能停止の闇。
目を閉じれば広がる闇。
意識をも消える。
疲弊していた感覚も消える。
これは闇への誘いか。
それともただの狂言か。
その解は存在せず、個々により解は異なる。
語ったところで何もならない。
私は闇の中で光を見ている。
深夜の怪文奇譚という光る闇を書いている。
今後も、深夜から受け取る狂気の信号で、新たな怪文を生み出してしまうのだろう。
恐らく、私はそれを嬉々として書いているだろう。
怪文書者、所感。