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第1225 9話 幽霊クローズ

 聖夜だー。わー。メリクリー。なんつって。


 外を歩いていた。イルミネーションも消えて、みんなが寝静まった空間が広がる。


 サンタはいないかー。俺に何かをくださいなー。


 サンタを信じる年齢でも無い。ただ俺は目的地に向かって歩いていた。


 少し歩けばコンビニに着く。まぁ、そこが目的地だったが。


 俺はコンビニの中に入るとデザートコーナーへと足を運ぶ。そこでプリンを一つ手に取る。


 会計を済ませて帰路に着く。


 ただいま。返事は返ってこない。一人だから。


 俺は買ってきたプリンに白い紙を一枚貼り付けて冷蔵庫の中に入れた。


「これで少しでも頑張れる気力が湧いたら……」


 俺は布団の中に入って眠りについた。



 翌朝、いつものように朝食の準備をする。冷蔵庫を開けた。そこにはメモが貼り付けてあるプリンが置いてあった。


 俺はそれを手に取り首をかしげる。プリンなんて買ったっけ?


 俺はメモ用紙を見た。


「メリクリ」


 ……。なんだかよくわからないけど、プリンはとても美味しかった。今日も一日頑張れそうだ。

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