なぐりあいSS隊
構えたままティーはスーににじり寄る。そして間合いに入り構えた拳を振り下ろ──
「と見せかけてドーン!」
──さずに足払いを仕掛けた。
「っつぁ!」
「ヌワー!」
仕掛けた、が。
確かに足払いは成功しスーはバランスを崩した。だがそのまま甘んじて倒れるスーではなかった。不安定な体制ながらも倒れる寸前に手をつき1回転しティーの頭部に無理矢理蹴りをねじ込みながら倒れたのだ。ティーの頭部は90度横に向いてしまっている。
「おお、視界が不調でス……よっト」
横向きになった顔を直そうとするティー。しかしそれよりも早く
「っ!」
「ヌワー!」
ティーの腹部にドロップキックが炸裂した。
「ウッワッフー!」
ゴロゴロと奇声と共に転がるティー。
「……」
転がり終わった後も動かないティーにスーは遠くから言い放った。
「……どうせ平気でしょう?早く起きてください。ティーさんの事ですから近づいたら不意打ちとかしてきそうです」
その言葉を聞いてムクリと立ち上がるティー。
「そんな事しませんヨ!ワタシは誠実なロボですからネ」
「そういう台詞はこっち向いてから言ってください」
「スーさんが蹴ったから曲がったんですよこれハ!」
そう怒りながら2人はまた向き合う。その後も何度となく攻防は続いた。




