夏祭りタイム!
ドーン。
ドドーン。
「みんな寄ってたかって酷かったでス」
「大人気だったんでよかったじゃないですか」
見回りも終わり運営本部に戻った2人は打ちあげ花火を見ていた。とは言っても運営本部からみれる花火は大きいものが時折見えるだけで後は音だけが聞こえるだけだった。
写真を撮ったあと、図ったかの様にティーの光はなくなった。今のティーはいつも通りのティーである。飴イジングはもう食べないとのこと。
「スーさん、もっと近くで花火見に行ってもいいんですヨ?ここはワタシがいますかラ」
もう思い出したくないとばかりに話を変える。
「いや、いいです」
「なんでですカ?足の怪我もそこまでではなかったみたいですシ」
「とにかく私はここで見ます」
スーは頑なだった。これはもう動かないと悟ったティーはまた話を移した。
「じゃあいいでス。……そういえばスーさんどうですカ?花火を見た感想ハ?」
ドーン。
小さい花火だったため少ししか見えないが、それを見ながらスーは感想を述べる。
「綺麗ですね。記録で見たことがあったんですけど、実物を目の当たりにするとやはり違います」
ドドーン。
今度は大きい花火だ。ここからでもよく見える。それを見るスーの顔はいつもよりも穏やかに見える。
「はー……いつまでもみてられそうです」
その顔は年相応の少女だった。
暫くすると花火は終わり、周りの屋台も片付けが始まった。
「花火、終わりましたね」
運営本部のテントの片付けを手伝いながら少し残念そうなスー。
「そうですネ。また花火を見ましょう。今度は警備員ではなく、お客さんとしテ」
スーは片付けの手を止めてティーの方を向いた。
「本当ですか?約束ですよ」
「はい、約束でス」
それを聞いてスーはまた片付けに戻る。無駄なく片付けをしているその動きが心なしか先ほどよりも楽しそうに見えるのはティーの思い違いではないだろう。
夏祭り。様々な人が賑わうこの星での出来事は2人にとっていい思い出になったのだ。
後日。ティーの光り輝く写真は他のSS隊員にばら撒かれティーは暫く弄られることにはなったが。




