SS隊の仕事の1つ
「スーさん頑張ってくださイ!」
アア、スーさんが滅茶苦茶睨んでまス。しかししょうがないのです。フレンドリーファイア防止プログラムは必需品なのです。代わりに管理人と惑星ギャングを捕縛したので許して欲しいでス。
「フハハ、無駄な事だ。あんなナックル1つでロボットに勝てるわけないだろ」
縛られてるのに口の減らないギャングですネ。隣でプルプルしてる管理人を見習ってほしいものでス。
実際スーさんは何度も拳を叩きつけていますが効いてる様子はないでしょう。でも、
「確かに普通はそうですネ。普通は」
「……テメェ何がいいたい?」
「イエ、まあ見ていてくださイ。もうすぐ終わりますよ」
すでにスーさんは警備ロボの様々な場所に拳を当てました。そうすると後は、そのナックルの横についてるボタンを押すだけデスね。
「さよならです」
「損傷軽微、けい――」
次の瞬間、警備ロボの声は爆発によりかき消された。
――BBナックル試作2号。確か彼女はそう呼んでいた。相手にナックルを当てる度に超小型の爆弾を設置、横にあるボタンで起爆させるときっちり半径15cmの球状に小規模で高火力な爆発を起こさせる武器です。私としてはそれグレネードランチャーでよくないかと思いますがスーさんお気に入りで下手な事を言えば私が爆散させられるので黙っている兵器です。
そして、爆発したロボを横目にスーさんはこちらに近寄り、
「ティーさん、終わりました。ご飯でも食べに行きましょう」
まさかのご飯の催促をしてきました。コワイ!
「……まあスーさんもう少しだけ待って下さイ。サテ、大人しく連行されて下さいネ?」
「……おう」
さすがに虎の子の警備ロボを破壊されたのでギャングもおとなしくなりましタ。よかったよかっタ。