Iam a Hero Show
沈黙が2人の間を支配する。決して心地のいいものではない。お互いに気まずくなる。
「「あの──「あの!!」」」
第3者から声をかけられた。
「……ハイ?」
2人が振り返るとそこには女性がいた。その顔にスーは見覚えがあった。
「あなたは……」
「はい!今日はありがとうございました!私、屋上でヒーローショーの司会をしていた者です」
「ああ、それはドウモ」
「それでですね、もしよかったらお礼に一緒にご飯でもと思いまして、もちろん助けていただいた皆さんも一緒にです!」
「イエ、気持ちは嬉しいですけどワタシ達は……」
「わかりました。向かいましょう」
「エッ?」
ティーの言葉を無視して賛同したスー。
「ほんとですか!ありがとうございます!ではこちらへ!」
嬉しそうに道案内をしてくれる彼女の後ろでティーが話しかける。
「スーさんが自分からあんなこと言うなんて珍しいですネ」
「ちょうどよかったので。ティーさん、あなたの為でもあるんですよ?」
「?」
「お2人ともこちらです!」
「はい、今行きます」
よくわかっていないティーを尻目に、スーは案内について行く。
「待ってくださイ。説明をお願いしますヨ!」
遅れてティーもそれを追いかけた。




