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SS隊の惑星日誌  作者: たけすみ
145/158

終わり、そして

「処刑のセッティングは終わった。後は起動させるだけだ。……それじゃあ押すぞ」

支部長が起動ボタンを押そうとしたその時。

ピー、ピー。と本部長の端末から音が鳴った。

「出ても?」

「……好きにしろ」

「もしもし?一体」『緊急事態です!宇宙政府本部周辺で一般船のデモが起きそうになってます!』

ボタンを押そうとしていた支部長の手が止まる。

「何だって!理由はわかるかい?」

『わかりません!ですが、どうやら主導はロボットの権利を守る会が行っているみたいです!』

「どうしてロボ権が……ああもうとにかく周辺宙域の画像に変えてくれ!」

すぐに宇宙政府周辺の画像に切り替わる。そこには

「うわぁ……」

大量の宇宙船があった。そのうちの1つの宇宙船が声を上げる。

『我々がここに集まったのは1つの理由があるからだ。それは、ある1体のロボットの権利が脅かされてるとの情報があったからだ!その名前はティー!彼はここ1ヶ月程宇宙政府内から出ていないと言う!これは宇宙政府による監禁ではないのか!どうなんだ!』

それに合わせて周囲の宇宙船からも声が上がる。

ティー。と名前が呼ばれた時に支部長は起動ボタンを押した。そして、ゆっくりとスーの方を振り向いた。

「……スー。貴様情報を流したのか?」

支部長が低い声で威圧する。大してスーは素知らぬ顔だ。

「いえ、全然知らなかったです」


『さらに今回は彼の大切な人を呼んでいる!なんと!彼と将来を誓いあった仲だ!』

「「何だって?」」

これには支部長と本部長2人が反応した。自分達の知らない間にそんな事が起きていたとは。



「っ!」

そしてコチラに意識が一瞬逸れた隙をスーは利用した。オペレータールームの窓に向かって走り出した。当然その場にいた残りの3人はすぐに気づいた。が、対応が間に合ったのはメイだ。

「スー、貴方!」

「しっかり守らないと吹き飛びますよ?」

スーはどこから取り出したか手榴弾のようなものを転がす。転がり、止まった所は本部長と支部長が──。

「ーー!」

咄嗟にメイはつけていたBBから盾を取り出す。そして無理やり2人の前に立つ。

スーは止まらなかった。やはりどこから取り出したか、その右腕には大きめの機械が付けられていた。

そして──。

ドン!手榴弾が爆発した。

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