幼馴染になりましょう
お久しぶりです。と言っても誰も待っていないような気がしますが
休養に適した、よく晴れた日曜日だった。ルドルフは疲れた体を癒す為、散歩するのを日曜日の習慣としていた。この日は普段より少しだけ元気だったのでいつもは出口で引き返す森を抜けてみた。森を抜け少し歩くと綺麗な花畑が一面に広がっていた。種類は分からないが黄色や白を中心に赤、青、オレンジと色とりどりの花が咲き乱れていた。その光景に彼は思わず慨嘆の声を上げる。風が心地よく吹きいくつかの花弁を空に巻き揚げる。それは宛ら映画のワンシーンのようだった。
「あ!」
誰かの声で彼は我に返る。声のした方を向いてみると、そこには彼と同じくらいの歳の幼い少女がいた。明るいオレンジ色の髪の上に花冠を乗せ純白のワンピースを着ている。明るく快活そうな印象だ。彼女は満面の笑顔のままルドルフに話し続けた。
「こんにちは! 初めまして! ここに人が来るのは珍しいよ! あなた誰?」
ルドルフは彼女に見惚れていた。彼とて勉強と鍛錬にのみ興味があるわけではない。一般的な男児と同じくらいには異性に興味があるのだ。だから彼は彼女のその問いかけにやや緊張しながら答える羽目になった。
「あ、僕は、ルドルフ・ヴェクトロです。今日はいつもより元気が有り余っていたいたので、いつもの散歩より少し遠出してここに辿り着きました」
「へぇー、そうなんだ。あ、私はアンナ・ブラーシュ。いつもここに来て遊んでいるんだよ〜。あ、そうだ! ルドルフ君も一緒に遊ぼうよ!」
「うん」
それから彼は、始めこそ若干の緊張はあったものの徐々にアンナに慣れてきて楽しく遊べるようになった。毎日毎日勉強と鍛錬で、こういう風に誰かと楽しく遊んだのはいつぶりだろうかと思う彼であった。
その夜、彼は復習して奇妙な項目がある事に気がついた。
アンナ・ブラーシュの好感度 5%
こんな事も出来るのか、と彼は思った。まるでギャルゲーのようである。彼は即座に好感度を上昇させる努力をしようと思った。『復習』によれば、先ずは相手とよく接し、何が好みなのかやどんな時にどんな表情をするかなどのデータを集めればいいらしい。
この日から彼は極力アンナと遊ぶようにした。勿論勉強や鍛錬に支障が出ない程度に、程よく空いた時間に遊んだ。不思議と彼女と接していると疲れるどころか元気さえ湧いてきているような感じが、彼にはした。
これがルドルフの幼馴染、アンナ・ブラーシュとの出会いである。
久しぶり過ぎて設定も書き調子も忘れかけています。こんな書き方だったっけ。不安です




