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バクの妖精〜幸せな真実を夢に乗せて〜  作者: アネモネ・ハピネス
両片想い〜沙月と優魔編
3/4

さて、仕事しないと!

まずは、女の子の沙月ちゃんに夢を見せる事にする。


その子と男の子が別れた後の《真実》を夢で見せる事にする。


私は、夢を見ている人の頭に少し話しかけたりして真実を見せる。


……それじゃあ、始めるか。

*夢の中*


私は、宇佐美 沙月。

告白して、大好きな紅咲君と付き合う事が出来ました。

紅咲君も、私の事が好きだったと言ってくれて、今こうしてデート中。

デートの内容は…………。

…?

内容……は……。

…あれ、そんな記憶……ない?


『あれ?少しはやすぎたかな?』


頭の中に声が⁉︎


『あ、分かります?』


《ヒュゥ……》


次の瞬間、周囲はよく分からないぐにゃぐにゃした世界になっていた。

……まるで、夢のような不思議な気分。


『そう。これは夢の世界です。』


……⁉︎

また声が⁉︎


『こ、怖がらないで?私は、真実を夢に乗せて知らせる能力を持っているバクの妖精です。私は、貴女の恋の手助けをします。それだけですから!』


……わ、分かった……。


『私の質問に答えてください。喋れるようにしました。』


「……あ、本当だ。喋れる。……さっきまで心読んでたんだから喋れるようにする意味あったの?」


『霊力が大幅に減るんですよ……⁉︎』


「霊力……?まぁ、いいか。質問って?」


『……こほん。第1問。彼は、普段周りにどう接していますか?』

「えっと……?周りの女子とは、余り話さない……かな。面倒くさいみたい。」


『……第2問。貴女は彼と私語をしますか?』

「……あ、ゲームの趣味が合うからその話だけなら。」


『……第3問。そのゲームは、周りの人たちはしていますか?』

「ほとんどみんなしてる。みんなその話してるよ。」


『……第4問。第1問で、貴女は彼は女子と余り話さないと言っていましたが、貴女とは話をしていますよね?』

「……まぁ、そうだけど……。それはゲームの趣味が合うから……。」


『……最終問題。そのゲームは、ほとんどみんなしてるんですよね?なぜ貴女とだけ話すか分かりますか?』

「………ねぇ、それって……。」


私は考える。

そして、わかった気がした。


『……答え合わせは、自分でしてみてください。明日はちょうどバレンタインでしょう?チョコを渡して、距離を縮めるといいと思います。』

「………ありがとう。なんか、リアルな夢見ちゃったな。貴女のおかげで分かった気がするよ」


私は彼女にお礼を言った。

でも、彼女はこういった。


『いいえ、私のおかげなんかじゃありません。この答えは、貴女の意志です。私は、後押しをするだけですから。』


彼女は、さよならと言うと喋らなくなってしまった。


「ありがとう、バクの妖精さん。」


今回は、これで終わり。


次回は、男の子にも知らせるわ。


ぜひ、見てね。

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