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第五章 ABILITY WAKE…

書き忘れましたが、RPGな感じなので、キャラクターたちは何らかの力が使えます…


まあ、何の力なのかはまた話が進むごとに書いていく予定ですので…ね…


ではでは、みなさんお待ちかね(?)のバトルシーンですよー!

みんなが朝食を食べ終わった頃、アイリが突然席を立ち、宣言した。

「今日はみんなで狩りに行こう…いや、行くぞ」

アイリもこんな強気な発言ができたのか…

と感心している間にみんなは賛成したようだった。

…さっそくフラグが回収されそうな予感がする…。

そんなことはさておき、みんなは家を出て、アイリに付いていく。

先をスタスタと歩いていくアイリに付いていくとそこは明らかにモンスターが出てきそうな鬱蒼とした場所だった。

「なぁ…アイリ、ここであってるのか?」

いくらアイリに問い掛けても答えてくれる様子がない。取り敢えず「おーい、アイリ~」とアイリに話しかけてみる。

やっとアイリが気付き、「…っ…な、なんだ…?」と、ぎこちなく答えた。

「いくら進んでも狩れそうなやつは現れないんだけど…?」

と聞いてみる。

「…あ、あぁ、ここだ」

なんかアイリの様子がおかしい…。否、よく見たらリリアもマリーもおかしい。

「みんな…どうしたんだ?なんか様子がおかしいぞ?」

と本心を口にした瞬間…

「「「別に怖くなんかない(よ)(です)!!」」」

とアイリ、リリア、マリーに一斉に言われた。「なっ何か……ゴメン。」

つい、怖じ気づいてしまった。つまり、怖いんだな。察するよ。

「…ユウマさん、近くに敵の反応がありますぅ、警戒してくださいぃ……否ぁ……来ますぅ!!」

とユーリが叫んだ後、熊のボスのように厳つく、さらに大きい獣が右で豊かに繁っている木々の隙間から飛び出てきた。

「皆さん、落ち着いて対応してくださいっ。」

さっきまで怯えていたのはどこにいったのだろうか……。

熊が片手を振り上げたところであのときのように身体中の力を集中させ、そのまま熊めがけて溜め込んだ力を解き放つ。……が、熊はビクともしない。

「…なん…でだ…?」

みんなの中でこの力を使える俺が、敵を倒せないとなると、どうしようもない。

こうしているうちにもみんなが何度も倒されかけている。

どうすれば……。

そう考えていると熊の爪が降りかかった。なんとか寸前のところで避けたがヘッドフォンが飛ばされてしまった。

あぁ……大切なものだったのに…。だが、誰からもらったのか、どんなときに渡されたのか全く思い出せない。

ようやく考えることをやめ、現実に帰ってくると目の前に広がる光景に絶句してしまった。

リリア達が傷付いた身体を起こし上げ必死に抗おうとしていた。

またも振り上げられた前足に抗えずそのまま立ち尽くしてしまう。あのヘッドフォンを主力としていた自分がそれをなくしてしまい、なにもできなくなってしまっていたのだ。

「ユウマッ……さん…っ!!」

リリアが吐血しながら涙目で俺に向かって手を伸ばしている。

ゴメン、守ろうとして伸ばされたその手を握れないかもしれない。

ついに熊の爪が目の前までに迫っていた。

「諦めないでくださいッ!!」

リリアの叫び声が響く。

確実に自分の身体を引き裂かれているはずの光景ががなかなか現実にならない。おそるおそる熊の手を見るとアイリが蔦で熊の手を弾き、そのまま体制を崩した熊を蔦でぐるぐる巻きにしていた。

「そう…まだ諦めちゃだめだ…!」

いつもよりは大きい声でアイリが叫んだ。するとリリアの蔦を導火線のように使い、炎を巻き付けた。

「ユウマさん、やってしまいましょうぅ…!!」

「そうだよユウマくん…!!ガッツだよ!!」

ユーリとマリーも続けて叫ぶ。

その瞬間地面から出てきた針金のようなものが腕や足を貫き身動きをとれないよいにされた後、きっと万能の力であろう光属性の攻撃で辺りに目映い光が走る。

熊の体力ゲージが半分にまで削られた。

「ユウマさん、やっちゃてください!!」

ユーリが鋼魔法を使ったのだ。

「でも…俺……」

そうだ、あの力がなければ俺はなにもできない…

みんなの声援をよそに、自分の無力さを嘆いていると…

夢で会った少女の声がした。

『大丈夫、君なら絶対できるから…みんなを信じて?』

…刹那、左手が疼いた。…これなら…!!

ユウマの目に光が灯る。

「いっけぇぇぇぇ!!」

手がじんわりと熱くなり、左手から紫色の光が灯る。それを敵に向けて撃つと、派手なモーションで熊が倒れ、消失した。それと同時にアイテムが落ちる。

「やった……。」

まだ息が荒い。…ヘッドフォンが主力とは限らないようだ。

「ユウマさん、やっぱり…凄いです!!」

アイテムを回収し終えたリリアが目を輝かせながら下から見つめる。

…なんだ、くそぅ。誘ってるのか?

そんな不埒なことを考えていると、後ろから控えめな拍手の音が聞こえる。

「うあぁ…すごい……!!」

マリーよりも背の低い少女が長身の少年の後ろにから少し顔を覗かせ目を輝かせている。だが、みんなの視線に気づいたのか、「ふえっ…?!」と言って完全に隠れてしまった。

リリアがマリーに耳打ちをしマリーがコクリと頷くと、さっきの少女の近くに寄っていく。

リリアに「なんであいつを?」と聞くと、

「私たちみたいに上から眺める体制だとあの子、怯えちゃうでしょう?」

と、ニコッと微笑んだ。

遠くでマリーが「大丈夫、怖くないから!」や「怯えなくていいんだよ?」と声を掛けているのが微かに聞こえるが、少女は頑なに首を横に振るばかりだった。

そこで長身の少年が小さな声で、

「ハルア、僕も行くから、ね?一緒にいこう?」

と耳打ちすると、少し頬を膨らましながら頷いてくれた。

「それじゃあもう友達だね!!」

とマリーが少女に微笑みかけると、

「…うん…」

と頷いてくれた。

それを合図に俺たちも少女のもとに駆け寄る。

「…その、友達なら…名前……とか…?」

少女は小さな声でそう言った。

そうだな、と思い、耳に手を当てて思い出した。…あれ、そう言えば…ヘッドフォンがない。

「俺は……その…後でいいかな?」

「でも、名前……名前は…わかるよね…?」

と目を輝かして見つめてくる。

案外来るときは来るんだな。何なんだこのかわいい小動物は……。

そんなこんなでまず俺達の自己紹介をした後に少女達が、

「私はハルア…です…よろしく…お願いします…」

「僕はリン、よろしくね」

と、自己紹介をした。

俺以外はみんなフレンド登録を済ませ、パーティーにも参加することになった。

こうしてハルアとリンが仲間に加わった。

いかがでしたでしょうか?


このバトルシーン、実は作るのに結構苦労しましたw

描写を文字で表現するのって難しいですね…


それはさておき、ヒロインについての質問です…

アイリの口調…どう思いますか?

カ◯プロのキ◯のような口調か体言止めのような口調か…

よければ感想などに書いて欲しいです。

ご協力お願いします。


ではまた次話で会いましょうヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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