1/9
プロローグ
ぼやける視界、少しづつ聞こえなくなる耳、広がる赤、目の前で叫ぶ少女…
やばい…俺…死ぬ…のか?死んだらどうなる?やっぱ…天国か地獄か?否、無いかそんなもの…。『人生』ってものは案外簡単に終わっちまうもんなんだな…。
あ…死ぬ、俺。
『GAME OVER』
「えっ…?」
目の前が完全に真っ暗になる。
麻痺していた神経が通常運転しだす。あぁ、なるほどこれが地獄と天国の境か。
そんなことを考えていると、遠くに光が見えた。その光がこっちに向かって来た。
よく見ると、影の形が女性のように見える。
「本当に死ぬの?君はいいものを持っているのに…」
「いい…もの?…それって何なんだ?!」
その光に包まれた女性は髪を払い、憂うような声で言った。
「…見れば…わかるわ…。」
ゆるーくスタートしました。
趣味で書いてる小説なんで、誤字・脱字があったらスミマセン。
不定期更新ですが、これからも読んでくれると嬉しいです。