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Revenge  作者: 憂依
1/1

01


初連載です。宜しくお願いします(・∀・)







「24日。」とカーテンを閉め切った暗い部屋の片隅にあるカレンダーの24と言う2文字の数字に キュッ と丸をつけて囲んだ。


「やっと…来るね。」

丸で囲んだ後の顔は口角が上がっていた。






*




12月。


季節は冬。もうすぐクリスマス。

ショッピングモールの明かりもカラフルに光って賑わう通りを更に賑わせる。


今年は珍しく雪が…しかも例年よりも多く降った。


地球温暖化だ! と騒いでる人々もいるが一般人にとっては好きな人と憧れていたホワイトクリスマスを過ごせると喜んだり、子どもなんかは「大きな雪だるまを作るんだ」とはしゃいでいる。つまり<地球温暖化>などそんな堅苦しい言葉に構うなどどうでもいいのだろう。


私はそんな賑やか…言わせてみれば“ウルサイ”通りを白い息をはぁはぁと吐きながら歩いていた。








       *Revenge(リベンジ)*







「じゃあ24日、葉菜(はな)の家で!」


<カラン…カラン>とお洒落…今どきの雰囲気の店の扉についている(ベル)が鳴る。

寒さのせいか頬が赤く白い息をはぁはぁと吐きながら何人かの女子学生がガサガサと紙袋の音を響かせながら出て来た。

皆、楽しそうに笑っている。

女子学生の内の1人、浅海(あさみ) 真莉乃(まりの)(16)が


「私、こっちだからーっ!またねっ、いい冬休みを!」

と大きく手を振り仲間と別れ1人帰路となる路地裏へ歩いていった。




  


12月といえば当然日も短くなり当然17:30ともなれば大都会でも街灯がついているのだから路地はやっと足元が見えるくらい。



16歳くらいの女子学生にとって、こんな暗くて怖い場所はさっさと通り抜けて少しでも明るい街灯がある通りに出たいと思うのが普通であろう。


ましてや今歩いている路地は「最近不審者がよくでるから気を付けて帰るように」と指導された路地だ。

真莉乃もそのようで先程よりも歩調をあげて歩いていた。


「…浅海…真莉乃さん。」


突如、自分の名を呼ばれピタリと歩いていた足が止まった。辺りを見回すも真っ暗でどこにいるのかわからない。だが前方からザクザクと雪を踏み歩く音が段々近付いてくるのがわかった。

シルエットがかろうじて見えた。男か女か分からない。声も聞いたのだが中性的で判断出来ない。


“路地裏+いきなり声をかけられる=不審者”


普通ならこう考える。ましてや指導された路地だ。考えないはずがなかった。


真莉乃は逃げようと足の向きを変えた。





「…待てっ。」「…!!」



見事に腕を捕まれた。


何かあれば遠慮なくー

宜しくお願いします(・∀・)



2013 October 30(Wed)


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