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僕の忘れられない夏  作者: 紅 紅
第一章 始まりの夏
1/1

いつか見た夢

完結後のシュウの独白

 いつだったか、金色の中で微笑むアリスの夢を見た。

 夕暮れの金に染まる中、麦の穂が揺らめいてその中になびく金の髪。

 ここではないどこか。

 行きたいと、生きたいと強く思う──。

 彼女が笑う、その場所に、僕も行けたらと、強く思う。


 けど、思い出す──彼女はもういない。

 この世界のどこにも。


 金色の麦の中で、アリスが笑う──その顔はあまりにも優しくて。

 僕はいつしか泣いていた。

 

 アリス、アリス──君を好きだったよ、とても……。

 君のいないこの世界は──優しいけれど、寂しい。


 君のいないこの世界で、僕は生きている。


 君の事を僕は忘れない。


 君が生きていたことを、忘れない。


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