くらやみのなか
掲載日:2025/12/22
物には居場所があるのに。
ゴミでさえゴミ箱という居場所があるのに。
「わたし」はどこにいるんだろうか。
どこに居ればいいんだろうか。
明るい世界の私は本当の「わたし」なのか。
私ではない「わたし」が居てもいい場所なのか。
「わたし」は明るい世界に恐怖心を抱きながらも飛び込んだ。
明るい世界はキラキラしてて眩しくて活気溢れていた。
人々は皆、夢や希望を持っていた。
「わたし」も頑張ってみようとついて行こうとくらいついた。
足掻いて、もがいて、また足掻いて。
(詐欺師だよね。)
私が「わたし」に飲み込まれた瞬間、
目の前が真っ暗になった。
結局私はくらやみのなかが居場所なのかもしれない。
私はそっと心の扉を閉ざした。
簡単には開けられぬよう
くらやみのなかに落ちていこう。
人間は同じ言葉で同じ分だけ傷つけられて傷つけてしまう事を
私自身は心に刻んで生きていきたい。




