ディヴリェに入国
私とスラトコ、《ダイス》の冒険者パーティの面々と御者で馬車に乗って移動するのは2日経った。
ディヴリェが見えてきたら、アインが大きな声で教えてくれた。
「スヴィエトロさんら、もうディヴリェが見えたぞ!もう着くぜ」
「やっとですか。はぁー、長かった」
「けつが痛くてかなわんな。長かったなー」
ミザールがお尻をさすりながら、愚痴った。
「私もお尻痛ぁい」
スラトコもミザールと同じことを愚痴った。
ディヴリェに着いて、鎧を着た兜を被って顔が見えない入国手続きをして冒険者証を提示して、入国料を安くできた。
スラトコの入国料も払った。
馬車の御者は馬車乗り場へ向かった。
私とスラトコは《ダイス》の冒険者パーティの面々と冒険者ギルドに赴いた。
長耳族やドワーフ、獣人族らの冒険者を見かけた。
私はスラトコと手を繋ぎ、《ダイス》の冒険者パーティの面々とレッドウルフの素材を買い取ってもらうために解体と換金のコーナーの一角にいった。
禿頭のつなぎの作業着を着たおじさんが対応してくれた。
レッドウルフの毛皮と眼球を提示した私達。
「レッドウルフの毛皮と眼球か。ふぅ〜む、1匹分だと銀貨20枚で2匹だと銀貨40枚だな。それでいいか?」
禿頭のつなぎの作業着を着たおじさんが私達の顔を見ていく。
私はアインにアイコンタクトをすると一度頷いただけで無言だった。
「良いです」
「その価格で」
私とティタウィンの前に銀貨が載ったトレーを出され、受け取る。
「品薄だったらしい。多少高く買い取ってくれた」
ティタウィンが私が感じていたことに答えた。
「もう少し低かったんですね。いつもなら」
「ああ。食事にしないか。もうじき食事の時間だしな」
ティタウィンの提案に、ミザールとスラトコが片腕を空に突き出し、同意した。
「そうだよ、腹減ったー」
「私も私もー!」
私たちは食事処で食事を摂った。
食事を摂り終え、私とスラトコは《ダイス》の冒険者パーティの面々とは一度別れ、散策することにした。
私はスラトコが逸れないように手を繋いで、散策した。
アクセサリー店の露店で脚を止めたスラトコだった。
「綺麗な石のがいっぱぁい!!あれもあれもほしい」
「宝石だ、それは。おまえにはまだ早い。違う店も見るんだろう?陽が沈むぞ」
ネックレスやブレスレットに手を伸ばそうとするスラトコの腕を掴んで、諦めるように言った。
「今はまだ早い。もう少し大人になってからでも良いだろ。さぁ、行くぞ」
「えぇー……うぅ〜ん。仕方ない。諦める」
アクセサリー店から離れ、果物屋で脚を止めたスラトコだった。
スラトコが食べたがった果物を購入して、大通りを歩いていく私達だった。




