第一章12 一変 (改行済み)
Bluetoothのキーボードを買ったぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!(なおスペックは低いもよう)
更新頻度遅くてすみません。何とか更新頑張ります!!ここからが盛り上がりです!!
次の日、ようやく落ち着いたジャルとサーシャと共に部屋を出て、食堂へと向かった。
サーシャはまだ機嫌が治っていないらしく、ジャルとの空気は今までの中で最悪なものだった。
そんな中、朝から葵は元気に話しかけてくれた。
「おはよう、ひろ君、ジャルさん、サーシャさん」
明るいその声に俺たち全員が葵の方を向く。
その声に真っ先に反応したのはサーシャだった。
「おはようございます。……昨日は何かとご迷惑をおかけしました。……色々と」
「気にしてないからいいよ。それに、半分は私たちのせいでもあるしね」
ここで葵が余計な一言を言ってしまった為、話が変な方向にそれた。
「ん?私たちのせい?」
不気味な笑みを浮かべながら、サーシャが俺の方を見てくる。
そんな目で見るな、怖いだろ。
サーシャから目を逸らしながら何とか話を誤魔化そうとしたが、葵が馬鹿正直であるということもあって、何でサーシャが昨日ジャルと一緒に寝ていたのかが伝わってしまった。
全てを知ったサーシャは、こちらの方を見たことも無い笑顔で見ると……
「………最後になにかいいのこすことはありますか?」
あ、あかん。
これ殺されるヤツや。
そう思ったあとには、既に自分の体は食堂の窓からクオーツの爆発で吹き飛んでおり、その後、俺達がサーシャとジャルのやり取りを眺めていた時間と同じ時間、小一時間ほど爆発で宙を舞う羽目になった。
その後ボロ雑巾のようになった俺のことを葵がすぐに治療してくれた。
この時葵に回復されながら、サーシャは変にからかったりすることは辞めようと心に誓った。
そんなこんなで魔女の集落に身を置いて2日目。
葵は魔女の集落の集まりに参加しなければならないようだったので、葵が戻ってくるまでの時間、俺とサーシャとジャルで食堂に張り出されていた討伐依頼のようなものをやろうという話になった。
もちろんジャルは断固反対したが、サーシャが「あなたも兵士なんだから、少しくらい強くあったらどうですか?」
とジャルの胸に深く突き刺さる言葉を放ったこともあり、ジャルを特訓するとい名分で魔物の討伐や薬草などの採取に出かけることになった。
その事をお婆さんに伝えると、
「…最近魔物が変に活発化しておる。十分に気をつけるのじゃぞ」
と現在魔女の集落が置かれている現状を、軽く説明してくれた。
今現在濃霧が出ている原因は、将来魔女をめざしている子達の試験という名目がひとつ。
もう一つが、その活発化した魔物や、外部からの攻撃から、魔女の卵たちを守るためだった。なんでも最近魔女の集落の近くの大きな町、フリーテという場所で、奇妙な殺人事件が起こったらしく、その殺人犯がこちらに逃げてきている可能性があるのだそうだ。
「まぁともかく、命を大事にしなさいよ。危険を感じたら直ぐに引き返しておいで」
と優しい言葉をもらってから、俺たち3人は魔女の集落の外に一度でた。
村の集落の近辺はそこまで霧も強くなく、視界はかなり開けていた。
といっても、あまりにも離れ過ぎた所までは流石に霧で見ることが出来なかった。
さて、とりあえず適当に選んできた依頼の確認でもしようかね。
「えっと……、薬草一定量調達と、ウルフとスパイダーの一定数討伐か」
薬草調達は、見る限りそこら辺にも生えてるので、すぐに終わらせることができるだろう。問題は、魔物の討伐の方だな。
ウルフは特に連携に優れた魔物だから、下手したら殺されるし、スパイダーは糸で相手の動きを封じてくるので、ウルフや連携を得意とした魔物とは相性がいい。
つまり、難易度でいったらかなり危険な部類だ。
……特にジャルみたいな初心者には。
大丈夫かこれ?
というかこれ選んだサーシャも中々鬼だな。
「洋一さん!今ならまだ間に合います!集落内に帰りましょう」
ここまで来てビビり腰なジャルは、すぐに帰ることを提案した。
だがそんなこと認められる訳もなく、サーシャに首根っこを掴まれて、そのまま引きずられて言った。
……なんだかんだ言ってあの2人仲良くなってるのな。
そんなことを思いながらも、依頼をこなして言った。
基本はジャルを前衛に立たせて、動きを練習させた。
魔物自体は単体ではかなり弱い魔物なので、サポートなどはあまりつかないのだが、今回はあまりにも不安だったのでサポートについたところ、やれ毒草を拾ってくるだの、一気に数匹のタゲをとってきて、あわや大惨事になりかけたり、ともかく散々なことが続いた。
このことで最初に折れたのは、頭の本にであるジャルではなく、依頼をこなそうと言ったサーシャの方だった。
「もう!こんなことしてたら自分の身が危ないじゃないですか!!!」
至極真っ当な意見を言われ、ジャルはそれなりに落ち込んでしまっていた。
だが、サーシャがそういうのも無理はない。
現にジャルは、魔物の懐に何故か飛び込んでいったり、真正面から突っ込んでいったりと、初心者でもしないような行動ばかりを繰り返していた。
………こんな危なっかしいことをするやつが、どうしてぜ槍を持って前衛にいるんだ?
まるで戦い方を知らない、ただいきがっているガキを相手しているみたいだ。
いや、もしかして本当に戦い方を知らない?
「なぁジャル、お前本当は何を使って戦うのが得意んなんだ?」
もしやと思い確認するために尋ねたところ………
「……僕は魔法を使って後衛支援するのが得意なんです」
やはりそうだった。
前衛で危なっかしい戦い方をするのは、どうやらこれが原因だったみたいだ。
「なら、どうして前衛になんかでて戦ってるんですか!?死にに行くようなものじゃないですか!!」
サーシャがジャルに半ギレ状態で、なぜ使うことが苦手な武器で戦っていたのかと問い詰める。
だがその時のジャルの表情はあまりにも暗く、今までに見たことがないものだった。
「………いいんですよ。どうせ、もう僕に帰る家はないんですから」
「ジャル…………?」
何か触れてはいけないところに触れてしまったようで、ジャルは俯いたまま魔女の集落の方に歩いていってしまった。
ジャルはジャルでなにか抱えているみたいだな。
どうにかしてやれればいいけど……。まぁそれよりもまずは、
「…謝らないとな。俺もサーシャも」
本人が望まない戦いを強いたのだ、きっと怒っているはずだ。
……帰ったら葵にも強力してくれるように頼んでみるか。
そうしてサーシャに集落に帰ろうと声をかけた。
「………ということは、彼はもしかして………」
「サーシャ?集落に戻るぞ」
「え?あ、あぁごめんなさい。わかったわ、戻りましょう」
何だ?なにか考え事か?
そのことを聞こうとしたその時だった。
周囲の空気が一変した。
いや、正確に言えば、これはこの時間に来る前に体験した……
「領域!?しかもこれ、かなり強い守護世界よ!!」
「まさか何かあったのか!?」
「そんなこと知るわけないでしょ!!いいから戻るわよ!!」
そう言ってサーシャは俺の前を走り出した。
その後を追うようにサーシャにおいて行かれないように霧の中を走った。
キャラクター紹介
サーシャ
年齢不詳 女性
商売を主な収入源にしている目雨らしいギルドのメンバーの一人。現状どこに所属しているかは不明。だが相当顔が広いようで、現在のように魔女の集落のトップであるお婆さんとも繋がっている底のしれない少女。
正確は結構きついものの、意外と優しく、かなり無茶を言ってもなんとかしてくれたりする意外と世話好きな子。今のところ見た目と年齢のギャップが激しいことからよく変な男たちに狙われるのだけがいけ好かないらしい。
ペンデュラムの先端にクオーツを装備することで、魔力を使わなくても魔法を使用することの出来る特殊な武器を使用して戦う。




