6:class presidents and trial examination
桃)「それでは、学級委員をしたい方。」
男子A)「はあーい、俺しまーっす。」
は?今なんて言った?あの金髪男子が手を挙げてる?ってことは私、あいつと学級委員をしなきゃいけないの?冗談じゃないわよ。なんで見るからに不良そうなやつと組まなきゃいけないの?中学の時と同じことになりそうじゃない。結局押し付けられて、1人で全部仕事しなきゃいけないのが目に見えてるんですけど。
桃)「他に希望者はいませんか?いない場合は、赤月朔弥君を男子の学級委員にしたいと思います。」
生徒)「え、あの不良っぽいやつが学級委員?」
「やっぱ内申狙いかな」
朔)「なあ、ゴチャゴチャ言ってんだったら直接俺に言えよ。そーいう女々しいヤツ大っ嫌いなんだよ。」
あーもう余計なこと言うからクラスの空気悪くなるじゃない…馬鹿なの?
桃)「男子の学級委員は赤月君でいいですか?」
生徒)「…いいと思います」
桃)「それでは、今年の学級委員は男子が赤月くん、女子は私颯姫が務めさせて頂きます。1年間よろしくお願いします。」
朔)「改めてよろしくお願いしまーっす。文句があったら直接言いに来てくださーい。」
何この気だるそうな言い方。誰もいないから仕方なくやってあげました感満載なんだけど。何様のつもりか知らないけど、私のプランの邪魔をしないでくれるかしら。
桃)「それでは引き続き、他の委員を決めていきたいと思います。」
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明)「それではこれでHRを終わります。明日から毎日8時間目まであります。慣れないとは思いますが、少しずつ、私と一緒に頑張りましょう。あと、明後日は校内模試です。生徒会に入りたい方はこの校内模試で10位以内に入ることが最低条件です。あと、特待生もこの模試で決まります。特待生は3位以内に入ることが条件です。ああ、それと宿題を出します。今から配るプリントを明日までにやってきてください。といっても総合の時間に自己紹介してもらうので、そのための紙だから(笑)」
ふう、やっと帰れる。あれからすんなり役員は決まったものの、篠塚蓮と赤月朔弥のせいでイライラが止まらないわ。でも、みんなの前ではニコニコして我慢しなきゃ。そう、あと少しで解放されるじゃない、あと少しでーーー
明)「あ、忘れていた、颯姫さん、このあと少し残ってもらえる?赤月くんも。」
えええ、まだ何かあるの?あいつ苦手なのに…
朔)「(小声で)そんなに面倒なら断ればいーじゃん。なんで学級委員なんてやったんだよ。」
桃)「先生、私は大丈夫です。でも1人で十分です。」
朔)「は?お前性格悪すぎだろ。」
明)「赤月くん落ち着いて。颯姫さんありがとう。でもね、学級委員2人での仕事なんだけど…」
朔)「俺も残れまーっす。」
明)「ありがとう。じゃあ挨拶したら私についてきてもらえるかな?はい、というわけで号令!颯姫さんお願い」
桃)「きりーつ。礼。」
生徒)「ありがとうございました。」
ということで、1A1sideのclass presidentsは完結です!委員を2人にしたのでsが増えたんですよ(どうでもいい
次はちゃんと1S1sideに戻ります!というか視点ごちゃ混ぜになります!
あ、あとどうでもいいと思う人は読み飛ばし可なんですが、溝織高校についての設定&小話を来週挟もうと思います。実はこれが掲載された時がまさにテスト期間なんです!基本1週間前に話を書き終えるようにしているので、来週は設定&小話にさせて下さい、手抜きします…じゃないとテストがやばいいいいいいい!
あと、夏休み期間どうなるかは未定ですが、iPadが没収されるかもしれません(これ実はiPadで書いてて、長期休みの時は基本没収されるんです…)。だから、そうなるとひと月ほど更新が止まります、すみません、忘れないでね( i _ i )
テスト結果如何だったでしょうか?いい夏休みが過ごせるよう頑張りましょう(^O^)