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Love Potion  作者: 泡姫
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2:encounter

春。たくさんの小さな花々が咲き、美しく街を彩る季節。俺にとっては別れの季節。俺、篠塚蓮(しのづかれん)は、ちょっと前に義務教育課程を卒業して、ついに高校生。まあ、正直高校生って実感がない。ギリギリでこの学校受かったからな…夏までずっとサッカーに打ち込んでたから、そこから勉強とか言われてもみんなから出遅れてるし、成績も元から下の下だから、救いようがなかった。でも、塾に冬にこもりまくって自習しまくったおかげで、なんとか、この溝織(みぞおり)高校に受かった。サッカーの強豪校だし、何より偏差値がめちゃめちゃ高い。国公立の東阪(とうはん)大学に行きたかったから、溝織高校ならその対策も手厚いからって聞いて、必死に頑張った。頑張り始めたきっかけは、夏休み明けの模試で、志望校欄に溝織高校って書いて、E判定で担任に笑われたのが悔しかったから。学校にいる間は今までの遅れを取り戻すために毎時間先生に聞きに行くし、放課後の補習までしてもらった。それが終わったら塾漬け。家に帰ったら11時だから、晩ご飯とお風呂を済ませて、1時までずっと勉強。辛かったけど、溝織高校に受かりさえすれば将来は約束されてるって思ったから、必死に頑張った。遊びたい、サッカーしたい、みんなと話したい。色んな思いを捨てて頑張った。受験日の記憶なんてない。とにかく全力出して、合格発表の日、自分の番号が本当に書いてあるか何度も確認したことは覚えている。泣いた。まさか受かると思ってなかった。バカやってた奴らとは離れるのは寂しかったけど、サッカーの強豪校行って、東阪大学に行きたい気持ちの方が勝った。自分でもまあよくあんだけ机に向かえてたなって思うくらい、勉強してた。これからもそれは変わらないけど、サッカーができるから、それだけで救われる。


少女A)「ねえねえ、あの制服って溝織高校だよね?」

少女B)「そうそう!さっきのあの人、超カッコよかったよね!私も頑張っとけばよかった…」

A)「うちらには無理だって!あ、あの人もカッコよくない⁈」

B)「やっぱさっきの人には勝てないよ(笑)ねえそれより課題のことだけどさ…」


ほら、横を通り過ぎるだけでこんなに噂になる。やっぱ頑張ってよかった。クラスはまだ分かってないけど、可愛い子と良い感じになって、上手くいったら付き合ったりできるのかな…やばい、想像しただけで高校生活楽しめそう。そう、この時までそう思ってた。


出会いは衝撃的で

出会いはどこにでもあって

出会いは予測不能でキマグレだ


桃)「あのお、あのお!」

蓮)「は、はい⁈(美少女きたああああ!)」

桃)「溝織高校はこっちですよ?今日入学式ですし、遅刻するのはさすがに…」

蓮)「え、うっそ!ありがとう!俺迷うとこだったわ!あ、名前は?って、もういねえのかよ…」

今回短いと思った方!短いです、すみません泣

ですが、今後はこれくらいの分量で、必ず週1、余裕があれば週2ほどで更新しようと思います。ウダウダ書いても結局月1じゃあ、ね、、、その分、あとがきで小ネタ挟もうと思います!(笑)

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