表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

happy+./*

作者: 智慧

「はやく逢いたい・・・」

私が願っていたのは、それだけ。

毎日同じことを言ってきた。4年も前ら・・・




私の名前は、柊渚ヒイラギ ナギサ)

光琳学園の高等部1年。世界で1位を誇る柊財閥の娘。

私は、明るい性格。

暗い性格は、大嫌いだ。

私は、この16年間恋というものをしたことがない。というよりもできない。それは、婚約者が決まっているから。

だけど私は,好きでもない人とは結婚なんてする気はまったくない。

私の婚約者の名前は、鳴海廉(ナルミ レン)。世界3位の鳴海財閥の御曹司。

廉も光琳学園高等部の1年。

幼なじみでもある。

廉は、明るい性格。そして恋愛に関してはすごく一途。かなりの焼きもち妬き。

廉との婚約が決まったのは高校1年の時。

ある日お母様に呼ばれた。

「渚お嬢様、奥様がお呼びです。」

と執事の今居が言った。

そのとき一瞬いやな予感がした。

「また、あの話しかなぁ・・・」



「失礼します。お嬢様をおつれしました。」

「ありがとう今居。さぁ、入りなさい渚。」

とお母様は、優しく言った。

「それで、お母様話しってなんですか?」

「渚、あなた今廉君と仲がいいのかしら?」

とお母様は、突然廉との仲のことを聞いてきた。私は

「どうして?」と聞いた。

そしたらお母様がこう言った。

「昨日ね廉君のお父様とお母様と話してね、渚と廉君の婚約が決まったの。」

私は、突然の婚約にびっくりした。その相手が廉だからだ。いままででは、知らない人がばかりの婚約が決まっていたけど私はそれを断り続けてきた。もちろん今日も断るつもり。

だけど・・・今断ったら廉との関係が上手くいかなくなるかもしれない。でも好きでもない人とは、結婚なんてできない。

どうしたらいいかわかんない・・・

そのときお母様が

「嫌なら断ってもいいのよ。」

といってきた。

私は、

「考えらして。」

といった。そして、次の日私は、幼なじみの南咲と浅倉新に相談した。咲は、宝石店の娘。新は、世界のワインを作ってる会社の息子。二人とも私と廉の幼なじみ。性格は、とっても良い。二人は、ちゃんと相談にのってくれた。

そしたら咲が

「渚ってまだ好きな人いないの?」

「うん。」

いなくて当然だって私は、恋をしたことがないから。

そしたら咲が

「なら今から頑張って廉を好きになれば?」

「ええぇぇぇ!!!そんなの無理だって。」

そんなことは、できない。だって恋というものを知らないから。

そのとき今までだまっていた新が口をひらいた。

「それもいいんじゃね。そうしたら廉となぎ・・んんー」

いきなり咲が新の口をおさえた。

「新あんた今何を言おうとしたの!もし全部言ってたら廉に殺されてたわよ!」

「ごめんごめんつい口がすべるとこだった。」私は、何のことか、さっぱりわかんなかった。そこに廉がやってきた。

「よう。何の話ししてたの?」と廉が聞いてきた。《何の話をしてたの?》そんな事いえるはずがない。

私は、その日1日中考えていた。だけど答えは、でなかった。

次の日、私は、決めた。

廉と婚約をする事を。決まったきっかけは、昨日の咲の言葉。

頑張って好きになれば?そうこの言葉がきっかけだった。

廉なら好きになれるかもしれない。そう思った私は、すぐにお母様に伝えた。

そのときお母様すごくうれしそうだった。

これで良かったんだよね。すぐに咲と新に報告をした。そしたら咲と新が二人そろってこう言った。

『もう知ってるよ。』と。

え!?何で?そうか廉が先に言ったんだ。

「もう知ってたんだ。」

『うん。』

でも、なんか二人とも落ち着いた雰囲気だな・・・まぁ、いいや。




それから私は廉と付き合うことになり毎日のようにデートをしたりした。だけど、好きには、なれなかった。


ある日、廉が急に

「渚って俺のこと好き?」

って聞いてきた。

突然だからびっくりした。私は思わず

「好き。」と答えてしまった。

このとき、初めて廉に嘘をついてしまった。


その日から廉は、毎日のように

「好きだよ。」や

「愛してる。」などを言ってきた。

それに対して私も

「大好きだよ。」や

「うちも愛してるよ。」などを言った。私は、『嘘つきだ。』と思った。

好きでもない人に好きや愛してるなどを言っているのだから。

私は、最低な彼女だ・・・


ある日、廉がキスをしてきた。私は、びっくりした。最初は、ほっぺに次は唇にそして、下を入れられた。私は、初めてだった。


でも、なんかすごいどきどきした(//_//)

初めてだったから?いや、違う。初めてだったら普通は、嫌がるよね?


そのことを咲に相談したら

「それは、廉を好きになったってことだよ。」

「えっ!そうなの!?」

「そうだよ。だってどきどき、したんでしょ?」

「うん・・・」

そう、私は幼なじみの廉に『恋』をしてしまった。初めての『恋』だ。

『初恋』だった。



私は、なぜか知らないケド、とてもうれしかった。

多分それは、初恋の相手が廉だからだ。

私は、今まで廉のことは、友達として大好きだから、1番の友達だと思っていたからだ。

「初恋の相手が廉で安心した。」

と私は、思った。



その日から私は、毎日のように楽しい日々をおくっていた。


だけどある日、私が新と楽しく話してるとこを偶然廉は見てしまった。


その日廉は、話しもしてくれなかった。


その日の夜、廉の家に行った。


そしたら、廉が強引に自分の部屋に私を連れて行く。なんか怒っている雰囲気だ。なしたんだろ?何があったか聞いてみた。「廉?なんかあったの?」

そしたら廉が怒ったようにこう言った。


「なんかあったの?じゃねーよ。お前昨日、誰と話してた?」

え?まさか新と話してたことに怒ってるの?もしかして・・・・『ヤキモチ?』私は

「新と話してた。」

って言ったら廉が

「いいか。お前は俺の女。他の奴と話すな。分かったか?」

「え?何で?新とぐらいいいじゃん。」

私は、逆ギレをしてしまった。

「は?新とぐらいいいじゃん?お前俺の気持ちもわかんないでよくそんな事言えるな。」

「は?俺の気持ち?そんなの分かるわけないじゃん。じゃあ、廉は、うちの気持ちわかるの?わかんないくせにそういうこと言わないで。」

と私は、言い廉の部屋からででいった。


その日から廉から連絡がこなくなった。













なんか・・・寂しい。

こんな気持ち初めてだ。


廉がいないとこんな寂しいなんて思いもしなかった。


ある日、廉に呼ばれた。『今日の放課後屋上に来い。』と。

なんだろう?別れ話?かな。とりあえず行ってみよ。―――放課後―――

屋上に来た。廉がいた。

「来たよ。」

なに言われんだろ。

「よう。そのこの間は、ごめん。その、言いすぎちまって。ほんとにごめん。」

「ううん。うちも悪いから。うちこそごめんね。」

お互いに謝りあった。

仲直りは、できた。

そして、また廉からキスをしてきた今度は、深く長かった。キスが終わった。そしたら廉がこう言った。

「俺、来月になったらニューヨークに行くんだ。なんか、社会の勉強をしに行かなきゃいけなくなって。それで今日ここに呼んだんだ。」私は、聞いた。

「それって何年くらい?」

そしたら廉が

「多分4年くらいだと思う。」

「それじゃ、4年も廉に会えないの?嫌だよ、そんなの。」

涙が止まらない。

「ごめん。でも、俺ぜってーお前に合う男になって帰ってくる。だから、待ってろ。」

「ほんとに?嘘ついたら、もう二度と会わないから、話さないからね!」


そして、廉がニューヨークに行く日。

本当は、見送りになんて来たくなかった。だけど約束したから。絶対私に合う男にになって帰ってくるって。

「廉。頑張ってきてね!約束、破らないでね。」

「おう!破んねーよ!」

二人は、キスをした。

「それじゃあな!」

「うん!じゃあね。」







――――4年後――――


「はやく逢いたい・・・」


そして、今日廉が帰ってくる。

はやく逢いたい。


そして、空港。

もう少しで廉に逢える。そのとき。

「渚!!」

廉の声だ!

廉だ!

「れーん!逢いたかったよおぉー」

「俺もすっげー逢いたかった!」

「お帰り。廉。」

「ただいま。渚。」




そして、二人は結婚をした。


私は、今とても幸せです。

とてもhappyです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ