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夜の散歩で留守にして

作者: 青野菜穂

よたよたと彷徨って

ポロポロと文句ばっか

印を残して

素直になれなくって

徹夜を今日もしちゃって

潜り込んで

老いた自分とイケてた自分

頭では理解してた、つもり

結局私には翼なんて平和なんてなかった


資格も権利も許されなくて

失うのはかつての似た者同士

意味の無い問答にむかついた

ことごとく裏切られた涙の跡


よろめいてたたらをふんで

ポリ袋にリバースして

知ることすら出来なくて

何を哲学者ぶって無様

もうこれ以上惨めになるのは御免

得られない美意識と権威と先々

粗ばかりで堪らなく参るね

張り切っては途方に暮れる


知らない人と遊技をして嘘の人生を

買ったはずのつもりがにっちもさっちもならない

家に戻ってどさくさ紛れに蝕んで

ごちそう様なんて繰り返す疑いもせず


楽しくない世迷言

理想をレポして痛い痛い

過ぎる熱さにしんどくて

爪を立てる音の中

うるさいなんて壊れもの

昨日の名指しに計器も狂い

後の美醜に縁もなく

満足できない相手ばかり

留めなく流れては彷徨って


嘘ばかりくるくる地獄めぐり

諸行無常の踊りにやいやい

煮るも焼くも痛快愉快

現世の憂さを晴らして降らして

ゆるりゆるりと死出の道

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