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第四十七話 『進展』

 当初、『大迷宮』の探索において発生した探索中の『旅人』の経営の問題は、アサカが完全に手伝うことになったことで大分解消されたと言っていい。


勿論、まだまだアサカに任せるには不安なところも多いから学生の時よりもこっちの仕事を増やして仕事を叩きこんでいる。


その分アサカが多く仕事をするようになったということだが……


「いや、本当にきついなこれは」


「探索中は俺とルノがいないから、苦労はさらに増えるぞ、頑張れ」


「了解……っと」


 多少疲れたような声を上げながらも、俺の言葉に余裕を持って返してくる。


そして喋っている間にも手はしっかりと仕事を続けており、うまくなったものだと素直に感心する。


本格的に仕事を叩きこまれることになったアサカだが、不得手がないのはこういうところでも有効なようで最初こそミスをしていたものの、今では格段にその技術を向上させていた。


この調子ならばあと二月もあればしばらくの間留守を任せても大丈夫だろう。


「そうだヒサメ……今度また模擬戦につきあってくれないか?」


「構わないぞ」


 そして、喫茶店の技術方面だけでなく、探索者としての技術の向上に関しても手伝っている。


それは今口にした模擬戦のことであったり、付近の魔獣退治を依頼という形でアサカに回して経験を積ませている。


さらには戦士科だけでなく宝箱の開錠など技能科の技術まで叩きこんでいる始末である。


結果……非常に過密なスケジュールとなっており、体調管理に関してもできる限り気を配るようにしている。


余談ではあるが、最早学生ではないアサカは寮から追い出されているため、ここに住み込みで働き、喫茶店と探索者両方の技術と知識を叩きこんでいたりする。


「もう少し……鍛錬は減らした方がいいのかね?」


 十分とは言えない技術……とはいえ、それを身につけるために倒れてたのでは本末転倒というものである。


俺が見ていられる場所でならまだどうにでもなるが、『大迷宮』の探索中にでもそうなってしまっては意味がない。


負担をできるだけかけないためにも前回のような一ヶ月近くかけて行う探索は少々難しいと言えるだろう。


つまり期間に関してはもっと短くできるような何かを行わなければならない……そのための方策を考えていた。


いや、本当を言えば方策自体は考え付いているのだ……ただ、少々気乗りがしないといったところではあるのだけど。


「他力本願になるから避けたいところだけど……これが一番確実なんだよなぁ」


 思いついた方策に思わずぼやいてしまう。


そんなぼやきが聞こえてしまったのか、近くで作業していたシトネちゃんが不思議そうな顔でこちらを見る。


「どうかしたんですか?」


「ん……いや、なんでもないよ」


 そう言ったものの、シトネちゃん相手にはあんまり効果はないだろうなと思う。


とはいえシトネちゃんも気になりはしたものの、それ以上を追及することはなくて、代わりにこんなことを言い始めた。


「マスター、仕事が終わった後にでもお話いいですか?」


「ん? なんだかわからないけど、了解」


 シトネちゃんがわざわざそう言ってくる以上は大事な用事なのだろうけど、現状で思い当たることはない。


とりあえず、このあとわかるのであれば気にしても仕方がないと俺は了解の旨だけ伝えて、仕事に集中するのだった。


それから時間は経って仕事の終了時刻、アサカとルノが一足先に奥の住居に戻ったことを確認しながら、俺とシトネちゃんはそれぞれコーヒーとココアを持って対面するように椅子に座った。


「それで、今日はどうしたんだ?」


「ええ……アサカさんも料理や指示で腕を上げているようなので、もしかしたら今後の予定が立っているのではないかと確認したくて」


「なるほど……そういうことか」


 まあ、アサカの技術という同じものを見ての考えであるので、えらくタイムリーではあるものの不思議ではないだろう。


アサカに店を任せられるようになるということは、同時に俺とルノが探索に出られるようになるということである。


それならば、色々と問題が出る可能性も考えられるため、ある程度前もって予定を把握したいと考えても不思議ではないだろう。


「ええ、差し支えなければお教え願えますか?」


「いいぞ、別に」


 シトネちゃんなら俺の気づいていないことに関しても指摘できるかもしれない、と考え昼に少し立てていた予測予定を話していく。


最低でもあと二ヶ月はかかること、加えてアサカの負担を減らすためにも喫茶店を休む日数を減らす方法。


後者についてはシトネちゃんも大きく同意しており、どうにかできないものかと考えていたようだ。


「手はあるんですか?」


「ないわけではない……運が良ければ探索日数は実質五日程度でも帰ってこれるほどだと考えているよ」


「……それは本当ですか? というよりも実質?」


 さしものシトネちゃんも少々信じられないというような顔をして、それから俺の言葉に引っ掛かりを覚えたのか首をかしげている。


「考え方は単純だよ、別に一から百まで全部俺らがしなくてもいいんじゃってこと」


「……ああ、そういうことですか」


 俺のヒントで理解したのだろう、シトネちゃんが納得の表情で頷いた。


非常に簡単な話である、別に『大迷宮』を探索しているのは自分たちだけではないのだだから地図を他の探索者に任せる。


情報というものは武器なのだ、実際に構造変化が起こった数日後には序層の地図、早ければ中層の入口までのルートを示した地図を売り出している探索者も少なくない。


それと同様に、先に探索を行う者を送りだし、構造変化の数日前ほどで合流して奥を目指す……道さえわかれば後は一気に進むことができ、即座に試練の場所まで行くことができる。


さらに深層の入口は見つからなくて奥で構造変化が起こったとしても深層の探索から始まるわけであるから普通に探索を行うよりもよっぽど早い。


帰るときは試練を受けた際にでも聖獣から帰してもらえるはずである……正直それがないとキツイ。


「まあ、そういう案だけはあって、ついでに言えばその協力者に関しても俺たちには心当たりがあるわけで」


「レスカさんですね?」


 確認するようなシトネちゃんの言葉に俺は頷く。


単身で下層まで行き探索を行うことができる彼女であれば、合流する際の日数をしっかりと計算して地図を作製してくれるだろう。


彼女一人では探索効率は落ちるだろうが、運が良ければ深層への入口を見つけることもそう無理なことではない。


「頼めば間違いなくやってくれるだろうさ……その後の深層にもついてくるだろうけど」


 まあ、あの人は戦力の一人と数えよう。


地竜戦であれだけ絶技を披露してくれたわけだし、問題はないだろう……むしろしっかりと頼らせていただきます。


「ふふ、そうでしょうね……ですけど、レスカさんが羨ましいです」


「どうした、嫉妬か?」


「嫉妬だってしますよ……私たちではどうしたってできなくて、見ているだけしかできなくて……レスカさんのように並んで力に立ちたいと、そう思うのは仕方のないことじゃないですか?」


「気持ちはわかるよ……けど、ここを護ってもらうのも立派な仕事だし、俺にとってもすごく助かることなんだぞ」


「そんなこと……わかってますけど……」


 ふてくされた様子を見せるシトネちゃんを珍しく思いながら苦笑。


「だったら……力をつけてくれ、今じゃなくてもいい……いつか並んで立てるほどに、その時が来るまでに」


 不本意ながらも、自分の性質を考えれば目的を達成した後も変わらず面倒事はやって来るだろう。


今は無理でも、その時に並んで立ってくれるのだったら、俺は嬉しいと思う。


「……わかりました、頑張りますね」


 励ましが効いたのか、笑みを見せてシトネちゃんはそう言った。


それからまた小さく別種の笑みを見せて、こんなことを言い始める。


「本当にマスターは反則ですよね……私も他に好きな人がいなかったらマスターに惚れていましたよ?」


「そりゃ残念だし、光栄かな……シトネちゃんに好きな人がいたってのも驚きだけど」


 少しだけ俺は目を見開きながら、だけど苦笑したままにシトネちゃんに言う。


「ふふ、結果的にサナちゃんとそういう争いをする必要がなくなったから良かったのかもしれません……というより、マスターと恋人になるのは非常に難しそうですから」


「あはは……わかっている上で無視しているからな、我ながら性質の悪いことだと思うよ」


 本当に自分でもそう思う。


その上で、今の環境が心地の良いものであるから引き剥がすこともなくて、現状維持、停滞。


なんとも中途半端で身勝手なことである、我がことながらどうともしがたい。


「そういう顔をするのでしたら、是非とも私は考えを改めてほしいと思います」


「うげ……どんな顔をしていた?」


「申し訳ないって顔をしてましたよ、そんな顔を見るのも、それでサナちゃんが困るのも嫌なんです……だから、考えを改めてください」


 はっきりとそれを口にするシトネちゃんに俺は苦笑いしかできない。


不快感はない、ここまで直接的に言われればむしろ爽快なほどである。


「ハッキリ言うねぇ……」


「私はどちらかと言えばサナちゃんの味方ですから」


「そりゃそうだな」


「もちろんマスターのことも心配しているんですよ、だから危ないことはやめてサナちゃんと結ばれてください……それが一番みんなが幸せになれる方法です」


 実際には約一名へそを曲げるだろう方がいるんだけどな。


シトネちゃんもその人のことに思い至ったのか約一名には申し訳ないですけど、なんて言ってた。


「ま……それをマスターが了承しないこともわかりきっているんですけどね、そういうところがマスターなんですから」


「……本当に敵わないな、シトネちゃんには」


 そう言ってシトネちゃんは俺の方を見て微笑む。


その笑みはとも魅力的な笑顔で、何も言い返せないままに俺は降参というように両手をあげた。


「まったく……シトネちゃんに好かれている奴が少し羨ましいよ」


「あは、ありがとうございます……まあ、アサカさんなんですけどね」


「……………………え?」


 さらりとシトネちゃんがぶっちゃけた名前に俺の時が確実に止まっていた。


長い沈黙の後に、ようやく一言だけ聞き返すように言葉が漏れる。


「……マジで?」


「はい」


 ある意味聞き間違いであってほしいと思いながらの言葉にしかしシトネちゃんは肯定する。


「いつからだ?」


「んぅ、やっぱり初めて手合わせした時から気にはなっていましたね……あとは一緒に働いて、たまに手合わせをしているうちにだんだんと……」


「へ、へぇぇ~」


 なんの覚悟もなく爆弾投下されたため未だに思考が追いついていない。


とりあえず落ち着くために深呼吸を二回…………うん、とりあえず落ち着いた。


正直コーヒーを飲みながらでなくて良かった、絶対噴いてた。


「しかし……なるほどねぇ……いや、ある意味では納得できるのか?」


 接触する機会は多々あるのだし、そうなったところで不思議ではない。


「まあ、アサカの様子を見る限り……」


「ええ、マスターと違って本物の鈍感さんです……直接言うしかないんでしょうけど……はぁ」


 どんよりとした空気を纏ってシトネちゃんはため息をつく。


さすがに俺相手に本音は言えても本命相手にはなかなか踏ん切りがつかないようである。


「ま……被害が俺に来るわけじゃないし、シトネちゃんがそういう気持ちなら応援はするよ」


「ありがとうございます」


「というより……よく俺にぶっちゃけたな……」


「マスターなら特に問題はないと思いまして、それに嫌な言い方すれば私もマスターの隠し事を握っていますからね」


「そりゃそうだ……」


 色々カード握られてるからね……そのお返しって訳じゃないだろうけど。


「それに、マスターに知ってもらえていれば何かと便利じゃないですか」


 いや、まあ、うん……知ってしまった以上、仕事の組み合わせとかにも少々気を使って引き合わせたりするけどね。


そこを口にするのはどうかと思うのですよ。


「マスターには素直に」


「はいはい……」


「けど……確かに男の人とこんな話をするのは不思議な気分です……もっと話してみましょうか?」


「話すって……何を?」


「そうですね……セリカちゃんの話とか聞きたくないですか?」


 面白そうに話すシトネちゃんに俺は若干呆れたように言う。


「おいおい、本人がいないところでそういうこと言うなよ」


「いえ……むしろ本人がいたほうが問題のような気もするのですが……」


「それはむしろ弄れるから大歓迎だろ……自分が巻き込まれなければ」


「わ、問題発言」


「聞かれてるのはシトネちゃんだから問題ない」


「あは、そうですね」


 そう言って笑いあう俺とシトネちゃん。


正直シトネちゃんとの会話は気に入っている。


いろいろばれてるから言動に気を使う必要もないし、会話の受け答えも心地いい。


アサカやシオンとはまた別な意味で歳相応な会話が楽しめる。


「それなら、当事者本人がいるとのことで……サナちゃんはもうわかりきっているので、レスカさんの話でも」


「げ……」


「実際のところどうなんでしょう、マスター?」


「それは……俺にもわからん……さらっと告白に近いことはされたけど……冗談だろ?」


「本当に?」


「多分……いや、そうであって欲しい」


 主に俺の精神安定的な意味で。


うん……そう言っている時点で色々と望みが薄いんだけどね。


「というより、告白されていたという事実にびっくりです」


「だから冗談だよ……多分、そうであったら嬉しいなぁ……はぁ」


「マスターの星の巡りからすると、そういう希望的観測って外れやすいですよね?」


「……………………不安にさせるようなこと言わないでくれ」


「……………………ごめんなさい」


 周囲の人の中でも群を抜いて内心がわかりにくいのがレスカさんである。


その本心がわからず俺とシトネちゃんは重い沈黙を続けるしかなかったのだった。


「あはは……やっぱりこの話はなかったことにしましょう」


「そうだな……それがいい」


 このままの空気はまずいとシトネちゃんの案に乗る。


となればここは一つ、普段話したこともない事実について振ってみるか。


「なあ、シトネちゃん……俺、どうでもいいこと一つ隠していたりする」


「はい、なんでしょうか?」


「俺が何歳かは知っているよね?」


「え、十九ですよね?」


 シトネちゃんはいきなり何をと言った表情で見てくるが、俺は気にせず頷いた。


十二歳の時にこちらへ呼ばれて、もう七年近い……呼ばれた時点で誕生日がわからなくなり、呼ばれた日を誕生日の代わりにしたため少々ずれが生じているが、そのくらいであることは間違いない。


その歳は嘘ではないが、隠された秘密があったりする。


「アサカが卒業して今十八なんだけどさ、実は俺、この世界の扱いだとアサカと同い年か年下の可能性がある」


「……どういうことですか?」


「俺が元いた世界ってさ……一年が三百六十五日なんだよね」


 そしてこの世界は一年が四百日……時間が二十四時間かといわれればまあ疑問ではあるが、少なくとも差が三十日以上。


十二の時にこっちに来たわけでかけること十二、単純計算でも元の世界と一年の差が出ていたりする。


そうなるとこちらの年齢では俺は一つ分歳を引くべきで十八……本気でアサカとどっちが先に生まれたのかわかったものではない。


「元の世界だと俺は二十歳の可能性もあったりする……計算は面倒だからしてないけど」


 十二ヶ月と十ヶ月であったりと細かな日付も違う、その気になれば出来るだろうが、わざわざそんなことをする気もない。


ずれた計算の結果がアサカの年下だと判明した場合俺は泣くし。


「それは……また……驚きの事実です……」


 本当に驚いているのかシトネちゃんは目を見開いて俺を見ている。


「つまり……一番可能性が高いのはアサカさんと同じですか」


「だろうな……いくらなんでも年下はない……はず」


「ふふ、ということは、もしかすると一緒に学校に通っていたなんてこともあるかもしれませんね」


「確かにな」


 俺とシトネちゃんは軽く笑い、話を進める。


まあ、じいさんから習ってはいるしそれはさすがになかったとは思うけど、もしもそうなっていたらの話。


それはそれできっと楽しい生活を送っていたんじゃないかなと思う。


だけどそれはやっぱりもしかしての話で……それはきっとできない。


こうやって喫茶店をして長期間留まっていることも、本来ならば褒められたことではないだろう。


さすがにリアンナやクラウたちのような凄まじさはないものの、俺という存在は色々なものを引き寄せてしまうから。


夜の王しかり、継詠者しかり、聖獣しかり、世界の流れを左右するものが引き寄せられてしまう……友好的なものならまだいいが、あるいは街を破壊するような何かが起こることもこの先無いとはいえない。


そんなことをさせないための一つの案として、自分のほうから何かしらの『流れ』に干渉することがあげられる。


こちらが存在するだけで微弱にでも『流れ』に影響を与え大きなものを引き寄せてしまうのなら、定期的にこちらからそういった大きな『流れ』を持つ者に会いに行けば、突発的な発生は抑えられるかもしれない。


これはただの予想であり、希望なのだが……一つの可能性としてはあげることは出来る。


そして、大きな流れのある場所といえばやはり……『大迷宮』。


「また、難しいことを考えてますね」


「わかるか、やっぱりシトネちゃんには敵わないな」


「眉間にしわがよってますもの」


「いや、やっぱり『大迷宮』にはいかなきゃな……とね、目的のほかにも、この街の安全のためにも」


「はい?」


「いや……余計な話だ、まあ、実際にさっき言った方法で行けるか試す必要はあるし、アサカのほうが何とかなり次第一度行ってみることにするよ」


 考えてみればカレンの時など余裕で世界を滅ぼせる戦力が結集していたこともあり、それの方向性が間違うだけでもはっきり言って終わる。


であれば、もう少しそのような状況を抑えることができるようにしなければならない。


「俺とルノにレスカさん……どうにかして突破しないとな」


 ヴァルグラシア戦、ヴェルリック戦……前者の分体にはボロボロで勝ち、そして後者は完全な敗北。


そこからわかる通りこの道は決して甘い話でないことはわかっている。


「それでも……やる」


「……はぁ、お気をつけてとしか言えない自分が悔しいです」


 無駄と悟ってシトネちゃんはため息をつく。


内心では謝りながらも、結局は止めるということをしない俺……割と最悪だな……そんな風に思いながらも頭の中では目指す場所と、そのための準備について頭を張り巡らせていく。


突き進んできた俺たちが、立ち止まるようにした喫茶店での日々、それを終わらせないための行動は危険に挑むまでの一種の猶予期間となっていた。


だけどそれもそろそろ終わりである。


目的に向かってここからは突き進む……それが終わるまでは、立ち止まることはない。


始めよう……結末へと続く物語を……





 喫茶店『旅人』、物語は佳境へと向かい廻りはじめました。

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