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ガーデンパーティー

3人だけのお茶会が終わり、私とレイスは王宮からアストレア家へと戻ってきた。


レイスと2人、自室へと向かう廊下を歩いていると、廊下の先からリオンが笑顔で駆け寄って来た。そしてそのまま私とレイスに抱きついてくる。


「おかえりなさい、兄様、姉様!」

「ただいま、リオン。」

「ただいま。」


そんな可愛らしく出迎えてくれたリオンの頭を優しく撫でるとリオンは嬉しそうに微笑む。そんなリオンの笑顔に癒されていると。


「そうだ、リオンに聞きたい事があるんだ。」


と、レイスが思い出したように先程アルバートと話したパーティーの件について、リオンへと尋ねる。


「今度、アルバート殿下主催のガーデンパーティーが開かれるんだ。そこにリオンの事も招待したいらしい。」


その話を聞いて、リオンは目をパチクリさせる。


「僕を招待、ですか?」

「ああ。」

「もちろん強制じゃないよ。色んな人が来るみたいだから、気が乗らなければ断ってもいいって。」


そう伝えると、リオンは少し考え込む。

その様子を見て、私とレイスは顔を見合わせる。


(人が大勢いる所に連れて行くのはまだ早かったかな?)

(かもしれないな。)


そんな事をレイスと目だけで会話しながらリオンの返答を待つ。

しばらく考えて、リオンは私達に尋ねてきた。


「そのパーティーに、兄様と姉様は行きますか?」

「私達は行くつもりだよ。」

「本当は断りたかったけど、仕方なくな。」


そう私達が答えると、リオンは両手を胸の辺りでギュッと握り、決心したように口を開く。


「……それなら、僕も行きます。」


私達が予想していた答えとは逆の答えが返ってきて、思わずリオンを見つめてしまう。


「無理は、してない?」

「はい。兄様と姉様が一緒なら大丈夫です。」


少しだけ心配だが、リオン自身がこう言っているのだ。これ以上私とレイスが何かいう必要はない。


「そうか、わかった。」

「けど、何かあればちゃんと私かレイスに言ってね。」

「はい、姉様。約束します。」


そう頷くリオンの頭を、優しく撫でる。

私が撫で終わると、今度はレイスがリオンの頭をポンポンと撫でながら口を開く。


「さて、この話は終わり。早く自分達の部屋に戻るぞ。」

「ふふふ、確かに廊下でする話じゃなかったね。」

「兄様と姉様となら、どこでお話ししても楽しいです!」


そんなことを言いながら、私達は仲良く自室へと向かった。







そしてガーデンパーティー当日。


私達はお母様が選んでくれた正装にそれぞれ身を包み、王宮へと向かった。

王宮へ着くと庭園へと通される。綺麗に飾り付けられた庭園には大きなテーブルがいくつか設置されており、その上には豪華な料理がいくつも並べられている。


そして庭園には私達と同年代の子供達が沢山集まっていた。

その人数の多さに驚いたのか、リオンは私の手をギュッと握り緊張しているようだった。


「……リオン、大丈夫?」

「大丈夫、です。」


そう言いながらも少し震えているリオンの手を優しく握り返す。


そんな時、庭園にアルバートの声が響く。


「今日は集まってくれてありがとう。このパーティーの目的は皆と交流することだ。だから今日は気兼ねなく、食事や会話を思い思いに楽しんで欲しい。それでは乾杯。」


アルバートがグラスを軽く掲げる。それを合図に、ガーデンパーティーが始まった。

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